気が付けば、8月も10日を過ぎていた。
この間のことを少し書こうか。

昨年は受け入れなかった早稲田の大学生を
今年は受け入れた。
早稲田大学の授業で、
いろんな地域の農村を体験する講座があり、
2007年から1人~2人、
数日間ではあるが受け入れしてきた。
うちみたいな農家は珍しいためか、
最近は結構希望者が多いのだとか。

今回やってきた学生さんは、
二十歳になったばかりの2年生。
まじめに実習にも取り組む好青年だった。
ちょっとイレギュラーがあって、
二日目に宿泊を予定していたスタッフが
風邪のため早退したので、
急きょ、インドネシア実習生と同室で寝てもらうことに。
インドネシアの子たちの話によると
彼はすぐにインドネシアの子たちに打ち解けて
その晩は、夜2時ごろまで騒いでいたそうだ。
どの道にどう進もうか、そんな悩みを抱えている彼には
帰国した後にどんな営農を行おうか
模索し続けているインドネシアの子とは
とても共感する部分があったのだろう。

さて、その一方で
農林中金に今年入った新人二人が
JA福井市で研修を行っていて、
そのプログラムの一環で、僕の農園に
二日間の農業体験にやってきた。
ちょうど早稲田の学生が来ている時に
重なったので、とても賑やかな職場になった。
農作業自体を体験するのは初めてだったようで
僕らのルーティンな作業も楽しそうに取り組んでくれて
それだけで僕らも楽しい気分になった。

やはりこうやって若い子が来ると
ちょっと悪い癖が出てしまう。
それは、「海外に行かないの?」とそそのかすこと。
20台の半分を海外で過ごした僕は、
彼らの年の時に、自分の将来へもやもやしながら
海外を貧乏旅行したものだった。
観光なんてせずに、ただただ田舎の町を渡り歩き、
気に入った場所には数日滞在して、
ぼーっとする。
ただそれだけの旅だったが、
それが僕の今の原点でもある。
だから、「海外に行かないの?」と
ここに来た若い人をそそのかしたくなる。
そのそそのかしに乗っかって、
今年7月から青年海外協力隊としてセネガル行ってしまった
北野君も、もとをただせば、
早稲田の学生として農業体験に来たのが始まりだったな。

すでに就職をしてしまった農林中金の二人は
僕のそそのかしに、ただただ苦笑いを繰り返すばかりだったが、
早稲田の子はまんざらでもなさそうだった。
ま、意外にこういう体験は
ボディーブローのように効いてきて
仕事辞めて海外に行っちゃったりしてね。
そういう意味では
新人研修の場所としては至極
適さない農園かもしれないね。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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