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ちょっとしたご縁で、
明治学院大学の学生さんを
農園で受け入れた。
頼先生のゼミの学生さん18名だ。

僕が主催する勉強会で
頼先生の著書を取り上げたのが
きっかけで知り合った。
そんなことってあるんだね。

さて、
せっかく学生さんが来てくれるというので
農業体験だけでなく
ぜひゼミをやりましょうということになって
3年生の学生さんたちが
TPPと農業についてプレゼンをしてくれた。
「何を選び どう生きるのか」というタイトルだった。
中身の詳細は割愛するが、
気になったのが、
国産と海外産の違いが
安心安全と値段の比較しか
彼ら彼女らに判断基準が与えられていないことだ。
それにまつわるイメージとして
いまだに
安心安全な食=無農薬という
安易な判断基準が
僕ら農家の未来を暗くする。

情報を受け取ってそれを正しく判断して
自分たちで選択していきたい、
と学生さんは言っていたが
上滑りしていく情報を
正しく取捨選択できるのだろうか。
ここ10年で500倍以上に膨れ上がった
膨大な情報の洪水を泳ぎ切れるのだろうか。
その信憑性をどういう判断の元で
信頼に変えて行動するのだろうか。
キャッチーなフレーズと
なんとなくのイメージに
判断を委ねていないだろうか。

ま、それを勝ち抜くための
より平易でわかりやすいフレーズを
僕ら自身も発信していかないといけないってことか。
ただ平易にする分
想いやこだわりが
そぎ落とされてしまう怖さもある。
有機農業や無農薬
といったキャッチーな言葉の範疇にない
僕らのこだわりは、
どうつたわったのだろうか?

ある学生は
「TPPで海外産か国産かって選べるのはまだ余裕があると思います。余裕がなくなれば、やっぱり安い方を選択してしまいます」
と正直に話してくれた。

これから一人前の大人になって
この社会を支えていく
学生さんたちの意識に
価格と安心安全以外に
売り場での判断基準がない以上
その土俵で戦う方策を
しっかり練らないとな、と思いつつ、
それ以外の土俵を
自ら作り出していかないと
こりゃ、やられるぞ、
と久しぶりに危機を感じたプレゼンだった。

明治学院大学のみなさん、
こちらもとても勉強になりました。
またこういう交流&ゼミやりましょうね。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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