そろそろ白状しておこうか。
立夏が近づき、
夏の暑さの片りんを感じる日が
多くなってきたこの頃、
数件の業者から問い合わせがあった。
それは夏のメニューについて。
夏と言えば、主役はナス!
で、たぶん、ナスの中で一番おいしいと思う
吉川なすは、みんなメニューに入れたい。
で、そのなすを格安で作っている農家は
僕ということで、
ここのところそのなすについて
電話をいただくことが多くなった。
ので、この辺りで白状しておこうと思う。

えーっと、今年、吉川ナスの苗づくり・・・
失敗しました

自分でもびっくりなんですが、
昨年の1/3も準備できていないです

接ぎ木を他の農家仲間に依頼していたが、
そこで苗立ち枯れ病が発症し、
次から次へと枯れ、
でもその中で、なんとか大丈夫なものを
農園に持ち帰って、
さらに選抜してポットに移植したが
ここでもまた発病。
最終的に昨年の1/3以下の苗しかない。
しかもその苗たちも
まったく元気がない!
ヨレヨレの状況で、定植日も決まらないありさま。

あわてて一昨年前のタネを播き直し、
タネ取り用のナスは確保したが、
出荷用のナスはほとんどない状況となった。

このなすは病気に弱く、
こういう事態でナスのタネを無くしてしまう農家が
多くいたとは聞いていたが、
それが自分のところで起きてしまうとは。

昨年は、たくさん取材もしてもらって、
たくさんの方から美味しいと言われて、
自分でも少し舞い上がっていたのかもしれない。
技術がない者が、あるようにふるまえば、
こうなるのは自明の理だ。


大変申し訳ありませんが、
今年の吉川なすはほとんど出荷できません。
もしうちの農園が出荷した吉川なすを見かけたら、
それはとても貴重なものなので、
大切に食べてくださいませ。
これから多大なご迷惑をおかけするであろう
昨年たくさん買っていただいた業者様、
また直接謝りに行きます。
本当に申し訳ありませんでした

今年の栽培を通して、
もう一度、栽培と採種の基礎を
勉強しなおそうと思います。





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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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