先日、JA福井市青壮年部の総会に参加した。
この総会で、今年も役員に選出され、
今年は副部長という重責を賜った。
冒頭の佐野部長の挨拶が
皆、長すぎだと言っていたが、
僕にはいろいろと考えをめぐらせてくれた
とても良い挨拶だったように思う。

それは、今、農業の構造的変革を
その時代が必要としてるような風潮があり、
まさにTPPとリンクして、
これからグローバル資本主義とどう対峙していくべきか
それをついにこの農業の現場で強く感じる時代が
来たことにも関係している。
佐野部長の話では、
農業の規模拡大が謳われているが、
それは全員の規模が拡大することではないということ、
多くのアクターには退場してもらわないと
いけないということを含んでいることへの危惧だった。
僕らは農業を産業として見ていく必要がある反面、
その生業と生活が同じ場で行われているという
特殊な(昔はそれが普通だったが)労働環境の中で、
自分たちの生活の福祉にも大きな役割を果たしてきた。
農業人口が減る=地域の福祉力が低下する、というのは
これまでも掃いて捨てるほど議論されてきただろうが、
もうそんな議論にも力を持ちえないほど、
現在の経済システムの中では、
個々の農業の力は衰えてしまっている。
サブシステムとしての里山資本主義みたいなのもあるから、
まだまだ議論は続くだろうが、
さてその議論の先はどうだろうか。

それでも高齢化と若者の農業離れと
それを起因している現システムの中での収奪によって、
さらには経済成長の末期を象徴するような
膨れ上がりながら貪欲に人々を吸い続ける都市に、
地域を支えるアクターが奪われているのは、
僕らが一番その現場で感じていることだ。
だからこそ、
そういうアクターが減っていかないような仕組みが
これからは必要になっていくように思う。
(増えていくと言いたいところだけど)

そして、
地域にかかわる入口の一つが
このJA青壮年部だと僕は強く感じている。
その想いは、僕が東京で青年の主張の発表をしたときに
青壮年部の方々の力強い支えを感じた時から始まっている。
だから
青壮年部でも新たな部員(青壮年部では盟友という)勧誘に
上限10万円の特別活動支援金を
佐野部長の強い思いと一緒に予算に盛り込んだ。
活発な活動が人々をひきつけるというわけだ。
それがカンフル剤になるのかどうかは
それぞれの支部の頑張りなんだろうと思う。
そして
JA福井市青壮年部という
それぞれの地域に根差した支部の上部組織の役割は、
それぞれの支部が力を発揮できるように
支えたり、時には刺激したり、というものなんだろう、
と勝手に考えている。

僕に何ができるのかはよくわからないが、
今年はもう少し僕も深く考えて、
そしてこの場で行動していこうと思っている。





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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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