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遅ればせながら、
初詣に行く。
場所は、
大阪は太子町にある叡福寺。
あまりお寺にお参りに行ったりは
しないので、ぜんぜん詳しくはないのだが、
その数少ない参拝経験の中で、
もっとも好きなお寺がここだ。

聖徳太子のお墓があるお寺で、
多くの仏教偉人がここを詣でている。

凛とした空気と
あちこちに建っている伽藍が
どことなく調和を生み出してて、
長い時間居ても不思議と飽きない。

太子にやってきたのは、
妻の里帰りと妻の祖母の100歳を祝う会に
出席するためだった。
そのついでに、ここ叡福寺によったというわけ。

100歳を祝う会に出たこともあってか、
やはり人間は健康が一番だと思った。
昨年から足裏を痛め、
夏に「足底筋膜炎」と診断され、
「すぐに治ります」と近くのやぶ医者の
言葉を信じてそのまま放置したが、
ほとんど良くならず、
今日まで何かと不自由をしている。
たかが足の裏が少々痛いだけなのだが、
これが全体の生活や気分&精神にも
影響が本当に小さいのだが出てくるのだ。

だからなのか、
初詣ではついつい健康祈願をしている
自分に驚いた。
今までそんなこと気にもかけていなかったのに。

そうしたらその帰路、
遠い昔に忘れていたことを思い出した。
大学卒業を目前の頃、
協力隊に参加することに決めていた僕を
研究室の教授が珍しく部屋に呼び込んで、
こんなことを言ってくれた。
「田谷君、何事も『無事是名馬』だよ。どんなに優れていても、短期間では成果はでないんだ。健康でなければ、息の長い良い活動できない。」
その時は、教授も老いぼれたな、と
とても失礼なことを思っていただけだった。
でもそのことを今になって思い出してみると、
まさに「無事是名馬」だと思う。
スーパープレイを夢見ていたころとは違い、
その裏側には、積み重ねた凡事徹底という努力が
あることを僕はもう知っている。
そしてその凡事徹底を繰り返し行える条件は
やはり健康でしかない。
そのことを教授は凡庸な僕に
教えてくれたのだと、
いまになって身に沁みた。

でも健康祈願としては、叡福寺はどうなんだろうか?
短命で太く短く生きた天才・聖徳太子は
凡庸な人間の「無事是名馬」を
どう思うのだろうか?



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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