今年もこれを書く日がやってきた。
今年最後のエントリー、今年の10大ニュース!

まずは、10位
『セネガルのイブライが農園を去る』
3月、これまで4年間農園に貢献してくれた
セネガル人のイブライが退職した。
ムードメーカーの彼がいなくなったのは、
やはりさみしい。
イブライ、今まで本当にありがとう。

9位
『農園開放BBQ食べよう会の開催』
今年は、3回農園を開放して一般のお客さんを呼んで
みんなで野菜のBBQを楽しんだ。
県外からも来ていただき、本当ににぎやかな会だった。
食べてくれる人とつながっているという意識が、
僕らの農業を健全にする。
距離や農法の問題じゃないんだ、と僕は感じた。

8位
『地上で執筆開始』
いつかは全国に発行される刊行物に執筆したい
と思っていたが、今年そのチャンスが回ってきた。
農業の業界紙『地上』に連載を開始。
3か月に1回掲載されるリレー連載で、
今年は3回掲載された。
農業の現場でのリアルな思いを書いてください、
と編集の方に言われ、
勝手気ままに、好きなことを書いた。
これほど幸せな時間はないだろうな。
これからも
もっともっと書いて記録して発信していこうと思う。

7位
『大ちゃんの結婚式の主賓』
こんな役が自分に回ってくるとは考えたこともなかった。
誰かの結婚式の主賓はたいていは
上司やお世話になった先生や
とにかく人生経験に厚みがあって偉い人、
というイメージだった。
だから、それをお願いされたとき、本当に驚いた。
当日の主賓挨拶では
これまでのどの講演やスピーチよりも緊張した。
2年前の東京の日比谷公会堂でのスピーチの方が
まだ緊張しなかった。
とにかく重責を果たせてよかった。

6位
『テレビ収録のダブルヘッター』
今をときめく人たちならば、そんなのは慣れっこなんだろうけど、
たぶん、ぼくは人生で最初で最後の出来事だろう。
1日に午前と午後に分かれて、
別々のテレビの収録を経験した。
午前は、日テレで関東と関西限定で放送された
あぐりんの家という番組の収録。
午後は、福井テレビというローカル局。
でもやってきたタレントさんは、
なんとあのルイルイの太川陽介さんだった。
テレビで見ていた有名人が目の前までやってくるのは
なんとも不思議な光景だった。

5位
『タタンの帰国&ジャジャンの来日』
2010年にやってきたタタンが3年の研修を終え
無事に帰国した。
彼はとても控えめの性格だったが、
芯が強く、とても勉強熱心だった。
彼の卒業研究はとても素晴らしい出来だった。
彼との別れは涙々だった。
皆、彼が大好きで、彼もみんなが大好きだった。
ありがとう、タタン。

そして、その一方で
今度はジャジャンという青年がやってきた。
音楽が好きで、とても陽気な青年。
さぁ、悲しんでる暇なんてない。
ジャジャン、一緒に勉強を始めようじゃないか。

4位
『協力隊に行きたいという若者を受け入れる』
青年海外協力隊にいきたいという若者・北野君を受け入れる。
彼は2010年に大学生の時、農園に体験で遊びに来たことがあった。
海外には全く興味がないと言っていた彼が、
何がどう変化したのか、2年後に農園に
青年海外協力隊に参加したいので研修させてください、
とやってきたのだ。
なんとか試験にも合格し、来年4月から訓練に入り、
7月には任地・セネガルに赴く。
僕はもう長期で海外に行けないけど、
こうして後に続いてくれる人を
これからも送りだしていけたらいいなと思う。

3位
『大西の新築・佐藤の野菜ソムリエ』
スタッフの大西が集落に土地を買い、
一戸建てを新築した。
住民の高齢化がすすむ小さな集落では、
これほどの珍事はなく、
間違いなく村では今年一番のニュースだった。
彼が住まいを集落に構えたことで、
僕らの営農もずいぶんと発展してくるんだと思う。
これからもよろしくです。

そして、もう一人のスタッフの佐藤は、
難関の野菜ソムリエ中級に一発合格した。
僕らはもっと食べてくれる人たちを意識して
発信していこうと思っていたのだが、
それを大きく発展してくれそうな資格取得だった。

二人のスタッフを迎えてから、
僕の営農は大きく変わった。もはや僕の範疇にあるのではなく、
僕らみんなの間に僕らの農業がある、そんな感じなのだ。
このカタチを来年ももっともっと発展できたら素敵だな。

2位
『研修卒業生を訪ねる』
今年の正月に、研修卒業生を訪ねて回った。
彼らのたくましい営農ぶりに本当に感動した。
研修の目的は常々
新しい技術の習得ではなく、
そして僕らの社会に存在する技術を移転することでもない
と書いてきた。
目的はただ一つ。
考える農民を育てること。
僕らのまわりすべてに対し意識化して
個人にとって、そして社会にとって必要だと思う
学習をどんどん自らで進めていく、
そんな農民像を僕は思い描いて
この研修を行っている。
まだまだビジネス的には成功していない様子だったが、
彼らは間違いなく『考える農民』だった。
物理的・資金的・政治的制約に
文句を垂れて何もしない農家ではなく、
できるところから解決し、
問題全体の一部にでも風穴を開けていける
そんな突破力をもった農家になっていた。
社会を変える力とは
こんな人々から生まれてくるんだと
僕は信じている。
だから、僕も立ち止まらず
このまま前のめりで駆け抜けていこうと思った。

1位
『アカペラコンサートの開催』
もうこれしかないでしょ、というくらい
脳内のアドレナリンが出た活動はない。
地域というのが一つになったという体感を味わう瞬間は
たぶん人生でもそうないだろう。
その一つが、今年、実現した。
JA青壮年部河合支部が中心になって、
JA福井市河合支店の新築オープンを祝って
アカペラコンサートを企画・開催した。
ここでいろいろ書いても、
その時の感動は再現できないので、
以前書いたエントリーを参考していただけたら幸いだ。

そして、順位をつけようのない出来事が一つ。
『祖父・清治の死去』
享年88歳。
いろんな昔話や逸話を通じて、
ムラや農ある暮らしの意味を僕に教えてくれた
僕の偉大な先生だった。
その本当の価値に気が付くまでに、
僕はずいぶん遠回りをしてしまったけど。
これも詳細は以前書いたエントリーに譲りたい。

他にも
福井若者チャレンジの審査委員長を務めたり、
講演の機会をいただいたり、
ハウスを増設して借金が増えたり、
新聞の小さなコラムの連載を続けさせていただいたり、
いろんなお客さんが国内外からやってきていただいたり、
勉強会を毎週やって(今年も30回程度開催)みんなで勉強したり、
研修生の座学でお互いに学びあったり、
家族みんなが忙しくも楽しく過ごしたり、
本当にいろんなことがあった1年だった。

関わってくださった、そしてご縁のあった
皆様、本当にありがとうございました。
そして、こんなブログに1年間付き合っていただいた皆様
本当にありがとうございました。
読んでくださる人がいるからこそ、
ブログを続けていけるんだと思います。
また来年もつまらないと言われようと
書き続けていくつもりですので、
よろしくお付き合いの程、お願いいたします。
では、よいお年を。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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