この夏、ようやく農園の生産出荷体制が
整いつつある。
昨年に比べて2名少ない状況で夏を迎えていたが、
あちこちに募集をかけたところ
先月から今月にかけて
アルバイトやパートの方が
ようやくそろった感じだ。

で、その面々を見てみると、
最近の傾向としては、学生アルバイトの場合、
必ずしも賃金や待遇重視ではないということ。
大事なのは、
どうも「経験」のようにも思える。
この職場でアルバイトをしたら
どんな経験を得られるか、そんな基準で
アルバイトを選んでいるようにも見えるのだ。

農園では若いスタッフも多く、
青年海外協力隊参加者や
それに行きたい若者もいる。
広告代理店勤務経験を持つ面白いスタッフもいる。
さらにインドネシアからの農業研修生。
どこの誰に言われたのか忘れてしまったが、
「農園たやさんて、合宿みたいですね」
と言われたことがある。
まさにその表現が、ぴたりとくるそんな職場だろう。

こんな職場に来るアルバイトの多くは、
やはり海外志向が高い。
今回も、海外に興味のある学生が2名。
まだ決まっていないけどアルバイト志望の学生も
国際協力に興味のある子が1名いる。
これから短期で農園に体験に来る方は、
青年海外協力隊参加希望者だし、
日曜日だけバイトに来てくれる若者も、
海外や農業に興味があるという人。

待遇で言えば他のところでアルバイトした方が、
絶対稼げるだろうし、体力的にも楽だろう。
でも「経験」を重視し、うちへ来る子もいる。
それはある意味、僕らにとってもプレッシャーなのだが、
海外志向がここでさらに高まってくれれば、と
僕らも希望している。

昨年アルバイトに来た学生は、
卒業の時に
「2、3年社会人をやって協力隊に行きたいです」と
言って故郷へ帰って行った。
2年前に体験としてやってきた学生は、
「海外に興味ないです」と言っていたが、
今、農園で自主研修をしながら青年海外協力隊を目指している。

もちろん、アルバイト募集は
僕らの仕事で不足する人員を確保するためなのだけど、
どうも他のベクトルに力が向かってしまうようで、
ここに来る人を海外志向に仕立てあげてしまおうと
目論んでしまう。

今年も沢山の学生や社会人が
ここにアルバイトに来てくれることになったが、
さて何人が海外に飛び出していくだろうか。
ここに根を張り、
外に飛び出しにくくなった僕としては、
僕の代わりにどんどん外に出ていく人が増えてくれること、
そしてその経験をそれぞれの地域で活かすこと、
それをすすめて行くいくことが
最近の僕の道楽の一つでもある。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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