来年のインドネシア農業研修の
研修生を募集する時期がやってきた。
来年で7期生がくる。
もう7年もやっているのか、と感慨深くもあるし、
だのに、あんまり成果らしいものが
見えそうで見えてこない焦りもある。
まぁ、僕が焦ってもしょうがない。
結果を出すのは、研修卒業生それぞれだしね。

研修募集の仕方はちょっと変わっている。
まず、このプログラムは福井農林高校と
タンジュンサリ農業高校の交流から始まっているので、
研修参加資格を持つのは、
タンジュンサリ農業高校卒業者のみ。

次に、募集要項を作るのは、
ここで研修をしている研修生たち。
もちろん僕も加わるが、ほとんど口出ししない。
経営者の立場でこういうのを考え出すと、
うちの農園の仕事に合う人材を探してしまうから。
農園の仕事が出来ることと、
帰国後に地域のリーダーになれるのとは違うからね。

研修生たちが、
こういうモチベーションをもっていないといけない、
と思う人が来るように、
あれこれと募集要項を考えてくれた。
この作業をすることで、
自分たちのモチベーションも当然高まっていく。
さて毎年、話し合いで募集要項は改訂されるのだが、
今回も新しい条件が盛り込まれた。
それは、研修参加にかかる費用を
研修生と一緒に運営している「耕志の会」から
貸し付けをするというもの。
航空代などは農園が払うのだが、
パスポート等や日本語訓練などの費用は
研修候補者が負担することになっている。
特に日本語訓練は結構な額になるらしく、
それで参加をあきらめる人もいるかもしれない、
と研修生たちは言う。
そこで、新研修生に選ばれた人には、
それらの費用を僕らから貸し付けをして、
日本に来て研修を開始したら月賦で返してもらおう、
という仕組みを作った。
もちろん無利子で。
毎月2000円くらいで返済が可能なので、
そんなに難しくもないだろう。
これで手持ちがなくても、
やる気さえあれば、誰でも参加できるようになった。

この募集要項は昨日付ですでに
タンジュンサリ農業高校に送った。
選考は僕らがするわけじゃない。
タンジュンサリ農業高校の先生たちで、
誰が地域のリーダーになりえるのかを
選んでもらうというわけ。

だから僕は、ほとんど決定権もなく、
ただただこうやって選ばれた子を受け入れるのみなのだ。
そしてその子を
ひたすら「考える農民」に育成する。

さて来年は、
一体どんな子が来ることになるのだろうか。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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