円安の影響がじわりじわりと
僕らの生産現場にも出てきている。

野菜を出荷する時、普通、
鮮度を保つために袋やパックに入れて出荷している。
その資材の多くが、石油製品であるため、
円安の影響を受けて、原油価格が上がり、
最近、資材業者から「値上げさせてください」と
通達が来ている。
ほほう、これがアベノミクスでいう
物価上昇のシナリオの一部なのだろうか。
そういうことならば、
僕の出荷している野菜はこれから、
この資材高を理由に卸値も上がってくれないといけない。
そんなことがあるのだろうか???

物価上昇率2%と言われても、
100円の野菜が102円になったりはしないんじゃないか。
ただ消費税が上がった時に、
切のいい数字に合わせた時に出る差額で
物価上昇と言いたいんだろうか?
たとえば、スーパーの青果売り場で
消費税5%で198円(税込)だった野菜は、
税別で188.571…円なので、
8%では203.657…円になる。
10%だと207.428…円だ。
これだときりが悪いから、
218円や228円に値上がりしたりするんだろうか。
それとも198円のまま、「企業努力」という
生産現場への押し付けで終わるのだろうか。
たとえそれが内容量を減らすや安い資材への変更だとしても
1個から得られる純利益は減るので、
うちのような小さな企業体には結構きつい話だ。
減っていく地方人口の場合、
価格据え置きや低価格になっても
消費喚起自体が見込めないので、
純利益が減るのは確実に収益減につながるんだよ。

はてさて、
資材費高騰はデフレ脱却の前触れなのか。
景気回復の兆しがメディアを賑わせているが、
そのエセくさいトリクルダウン理論の恩恵が
僕らに回ってくるまで、
僕らは僕らのままで立っていられるだろうか?
そんな心配が最近、僕の頭をよぎっている。



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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