4月。
全てが新しく始まる、
そんな季節。
なので、
そのリズムに合わせて、
そろそろインドネシア研修事業も
新学期を迎える。

今週は、月間レポートの指導をした。
指導と言うと、なんだか偉そうだが、
要は、研修生たちが発表してくれる
将来の計画とその具体化に向けて
今月必要な学習ターゲットを
議論し合っている。

今年3年になるクスワントくんは、
香辛料の丁子栽培を計画していて、
日本市場の需要などを今年一年かけて調べる予定。

2年生のイラ君は、
羊の飼育と特産のサツマイモ栽培、
そして農業資材販売の複合経営を目指す。
羊飼育やコンテストで勝てる羊について
勉強するとのこと。

同じく2年生のカダルスマン君は、
バナナ栽培とその苗の販売を夢見る。
彼は、昨年1年間でいろいろと夢が変わっていった。
自分の出来ることとやりたいことの狭間で
いろいろと悩むことも多いようだ。
バナナの品種、加工、生活していけるのに必要な栽培面積、
そしてローカルマーケット可能性を課題として挙げていた。

2月下旬に来たばかりのジャジャン君は、
月間レポートは今月が初めて。
でも彼の夢はかなり具体的で、
キャベツの有機栽培をしたいとプレゼンしてくれた。
彼は、
「化成肥料や農薬ばかりを使うようになり、昔に比べて長生きできなくなったと村ではよく聞きました。昔の人は100歳以上生きていたのに、最近は70歳前後。化学薬品づけでおかしくなっているんだ、と言う人も多いです」
と話してくれた。
これに対して、ワントは笑うが、
僕はそれをたしなめる。
ここの場は、誰もが否定しないのが約束。
これはジャジャンとそして僕らの学習機会なのだ。
実際に化学薬品が人間に対する影響は、
複雑すぎて僕にも良く解らないところは多い。
彼がそれを学んでいくプロセスを
僕も一緒に歩めばいいと思っている。

今回の議論で面白かったのは、
みんなから、
「課題を終わらせるためのレポートじゃなくて、自分が本当にやりたいことを実現させていくためのレポートだ」
ということが、研修生同士のアドバスとしてあったこと。
その場しのぎや、高評価を得たいだけの
小手先のレポートはここには無い。
そして誰もが、
「3年は短い」
という。
「短い」と感じる3年の間に、
僕らはガチンコで将来の夢を
磨きあげていく。

4月。
新しいことが始まる季節。
さあ、僕らも、
もっともっと加速して行こうじゃないか!


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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