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僕らのプログラムでは、
インドネシア研修生は、
農業だけを勉強するわけじゃない。
日本語もそうだが、料理を学ぶ講座もある。

昨年までは、週1回ペースで行ってきた料理教室。
簡単に作れるレシピで、
日本食に挑戦する講座だ。
この講座の発案は、
昨年4月からスタッフになった佐藤君。
農園に就職が決まってから、
アパートが決まるまでの2週間、
インドネシア研修生と寝食を共にした。
そしてその時に、
インドネシアの子たちが、あまり大したものを
食べていないことに気が付いたらしい。

栄養改善の必要性があるな、と
僕も常々思っていたところに、
昨年の夏、タタン君が入院する騒ぎがあった。
免疫が落ちていたらしく、
足に入ったばい菌が膿んでのことだった。
その時の先生のアドバイスに、
栄養改善もあった。

そんな経緯もあって佐藤君が、
料理教室を受け持つことになった。
そして、先日(3月22日)、
料理教室の最終試験が行われた。
研修2年生と3年生が、それぞれ一品を作り、
それについてプレゼンをする試験。
ちなみに、僕らの研修プログラムすべてに
評価をつけて証明書を発行している。
何を学んだか、をきちんと証明することも大事なのだ。

余談はさておき、
この試験にタタン君は、キャベツと油揚げの料理、
そしてクスワント君は、お好み焼きで挑んだ。
どちらも春キャベツが美味しくて、
味はとても良かった。
ヘルシーだったし、インドネシア人が食べても
美味しいと思える料理だったのが良かった。
さらにそれぞれのプレゼンでは、
野菜や料理の栄養などが説明され、
とても良く調べてあったと思う。

ちょっと前まで、
料理と言ったらジャガイモを煮るくらいのモノしか
食べていなかった子たちが、
美味しくて、しかもその機能までもきちんと
説明できることに驚きと感動があった。
それらは、
インドネシアの研修生たちの努力もさることながら、
それを指導してきた佐藤君の成果とも言えよう。

ここまで出来ると、僕も少し欲が出る。
料理のプレゼンで、キャベツの栄養や機能は
良く解ったのだが、
キャベツをせっかく扱うのなら、
そこに「春キャベツ」の意味をもっとこめてほしかったな。
季節と郷土と共にある料理。
そんな視点で彼らが味わい、そして
人に説明できれば、
僕は満点をつけただろう。
いずれにせよ、
本当に楽しかった最終試験だった。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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