青年海外協力隊に行きたいという
青年・北野君の研修は、始まっている。
毎日の農作業に従事してもらいつつ、
月1回から2回ペースでコミュニティ開発について
ディスカッションを行う。
今週の火曜日に早くも1回目のディスカッション。
ディスカッションでの導き役は
妻・小國和子。
JICA専門家派遣研修などでも講師を務めているので、
これ以上の適任はいないのだが、
これをタダで、しかも少人数で受けられるというのだから、
う~ん、とても贅沢。
ちなみに僕は、横でニコニコ座っているだけの役。
妻曰く、
僕は「しゃべりすぎるから邪魔」なんだってさー!

1回目までに読んでもらった本は、
ロバートチェンバースの「第3世界の農村開発」。
知る人ぞ知る農村開発のバイブル。
ディスカッションでは、これを解説するわけではなく、
これを踏まえて、状況のあれこれを話し合う形式だ。

この本を読んで、
「当たり前のことが書いてありますね」と言っていた北野君は、
ディスカッションを深めていく中で、
徐々に、その『当たり前』と言った前提と
彼から答えられた状況判断が
チェンバースの意図とは乖離し、
たまに彼自身が本の中で批判されている
『専門家』になったりもしていた。
専門家の常識をうわべだけで打ち破っても、
住民の中にある『答え』を
無意識&無批判に肯定し、
それを『目標』に換え、
それの達成のための手法と
対処ばかりが上手になるのは、
僕らの思考の癖なのかもしれないな、と
横でニコニコしながら思った。

協力隊OBの佐藤君が
いろいろと自分の体験から事例を出してくれたので、
結構議論は面白かった。
住民のニーズってなんだろうって
悩み考えるのも、大切なことだ。

次回もチェンバースを踏まえた上で
ディスカッションをする予定。
もう少し、貧困について考えたいな。
あっ、でも僕は横でニコニコしているだけだけど。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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