週末は、温泉だった。
集落の農家組合班長会と班長慰労を加えての温泉宿泊。
毎年、総会でも議論になるこの慰労温泉。
今年は、僕は班長として参加。

班長会でも、慰労の温泉の経費が
やっぱりちょっと大きいのでは?と話題に上る。
その経費は、「盛」と呼ばれる組合費と
ずいぶん昔にミスがあり、
不必要に貯まってしまった預金を切り崩して
ねん出されている。

その預金ももうなくなるので、
そろそろ慰労の温泉自体も無くそうか、
という意見もでた。
確かに、預金が無くなれば、
盛は高くなるので、そうまでして
お金を使う慰労温泉をする必要はない、と
いう意見もなるほどと最近は思うようにもなっている。

温泉かどうかの議論とは別にして、
こうした集まりを大切にしたいと
僕は良く思う。
それは、班長となる人は、
それぞれの班で順番があって、
その家庭から代表者が出てくるのだが、
その代表者は、何も年寄りばかりじゃない。
最近は30代も多い。
70代くらいから30代までの老若が混在して、
1年間班長として農家組合の運営に関わる。

そして慰労会では、農家組合や村の昔の話や
今のいろいろを老若が話をする、
とても少ない機会でもある。

むらに住んでいると言っても、
職業が農業でなければ、普段顔なんてあわさない。
農業だとしても、畦で話し込む風景なんて、
ここいらじゃほとんど見かけない。
ただ「高屋」という集落に
住んでいるというだけで、
みんな「高屋」の今や昔なんて
良く解らないのだ。
活力のある地域とは、係り合う気のある主体が
世代を超えて集まって、
協働する場だと僕は思う。
だとしたら、同年代ばかりが集まるイベントや祭りなども
時には地域おこしのようにも見えるが、
本当は、そんなもんじゃなくて、
農家組合みたいな古臭くて面倒くさく思われがちな活動の中に
その本質があるようにも感じる

温泉がどうのこうのと語られる時、
やもすると慰労会という場そのものを排除してしまおうという
意見もたまにある。
そこには気を付けたい。
場が変化するのは良いが、
「経費削減」や「時代に合わせて」などと言って
場を削ってしまうのだけは、避けなければならない。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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