早稲田大学のある授業で、
農村体験をするものがある。
その受け入れを、2008年からやっている。
毎年個性的な学生がやってきて、
受け入れる側も楽しい。
今年も夏休みに、19歳の男の子がやってきて、
インドネシアの子たちと共同生活を
味わってもらった。

さて、
その授業で数年前にやってきた子から、
夏前に突然、
「仕事を辞めて青年海外協力隊に行きたいので、田谷さんの農園で鍛えてください」
と連絡があった。
とても面白い子だったので、こちらも良く覚えている子。
優秀で、とても良い会社に入っていたのに、
その会社を辞めて、協力隊とノタマフ。
とても正気じゃない。

彼が学生として農園来た時のことを
今でもよく覚えている。
芯があって、誰とでも仲良くなれる
とても社交的で、頭の回転の速い子だった。
4年生で来たのだが、
その時には、すでに大手に就職も決まっていた。
外国人の多い環境の僕の農園で、
彼は、
「外国に行ったことが無いです。なぜって海外に全く興味が無いからです」
と話していたのを覚えている。

その彼が、海外へ展開している会社へ
就職したことも大きかったのだろうが、
この農園での体験が、彼にある種を植え付けていた。
その種が、今頃になって芽を出し始め、
彼は新しい一歩を踏み出そうとしている。

青年海外協力隊は、いわゆる
「キャリアアップ」ではない。
これはある意味、僕らを磨くための「試練」。
行ったからと言って、
食っていけるわけもなく、
むしろ、大半が大変な思いをその後もし続ける。
僕も、たぶんその一人。

でも、
行くと決めたなら、ぜひ、行った方が良い。
そうおススメできるだけの経験とチャンスは、
そこにある。

来年1月からうちの農園で
彼を鍛えることになった。
鍛えるからには、スーパー隊員に育てたい。
大きく羽ばたける翼を
ここで彼が身に付けてくれたらと思う。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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