6月28日は、福井震災があった日。
1948年に、丸岡町を震源とするM7.1の直下型地震。
震源の深さがごく浅く、深度は6(当時は6が最高)。

多くの建物が倒壊し、火事が発生し、
多くの死者・負傷者を出した戦後最悪クラスの震災だったらしい。
祖父や祖母ももちろんこの地震を経験している。
2人とも田んぼで作業中で、事なきを得た。

さて、その経験を風化させないために、
毎年この日は、防災特番として、
地元のラジオ局では、福井震災や防災情報を
放送していた。

今年も例外ではなく、
防災意識を高めるために、その特番が組まれていた。

毎年何気なくそのラジオを聞いていたのだが、
今年は強い違和感を覚えた。
それは、地震による防災意識を高める話を
しているのに、
原発からどう避難すればいいのか、という情報は
全く盛り込まれていないからだった。

原発が稼働する、というなし崩し的な決定に
やきもきする毎日を送っているが、
それはそれとして、実際に動くのであれば、
その原発はゼロリスク神話が崩れてしまった
今では、僕らは実際に事故が起こった時に
どのようなマニュアルで避難すればいいのか、
それを考えておかなければいけないのだが、
原発稼働決定後でも、それらは、
全然話し合われていないのである。

今までは、原発なんて福井と言っても
嶺南地方のことで、あまり意識が無かったが、
フクシマで30キロ圏内の避難や
一時的でもその圏外でも高い放射線濃度だったことが、
僕の脳裏にしっかりと焼きついてしまっている。

原発は、嶺南地方のこと、といって、
僕らは無関心ではいられないのだ。

原発は絶対安全ではない。
それは野田さんも西川知事も、
そのリスクと比べて稼働させると言っているんだから、
みんなその認識はあるんだろう。

OK。それはそれでいいだろう。
僕は絶対反対だけど、動くのであれば、
僕らはそのリスクに対して、
どう避難して、どう被害を受けずに済むかを、
しっかりと話し合わないといけない。
だのに、ラジオの報道や新聞では、
防災意識を高めるというのに、
原発にはまったく触れようとはしない。

こんな意識が蔓延しているのに、
原発は動き出そうとしている。
それともこんな意識を蔓延させるような
情報操作でもあるんだろうかと勘繰ってしまう。
そんな社会が、
原発にちゃんと向き合っていけるのだろうか?
もっと僕らは真面目にリスクを語り合い、
ヒステリックにならずに、
そのリスクを理解する必要がある。

それがフェアな状況で話し合えるように、
社会や政治がもっともっと大人になってほしい。

野田総理、西川知事、
原発を動かすのであれば、
原発事故からの避難マニュアルを
もっとオープンにシェアできる場を
作ることと、
大規模な原発事故の避難訓練をするべきです。
これは火急的課題です!

もしそれが無く原発が稼働するのであれば、
あなたたちの政治姿勢は、
社会を守る意識に欠けています。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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