気が付けば、勉強会の記録がたまっていた・・・。
さっさと記録してしまおう。

今回記録するのは、4月4日に発表してくれた大西君のプレゼン。
選んだ本は、これ。

加藤 義松 著 「プロに教わる野菜づくり成功の法則」

昨年の7月からうちの農園で働いている大西君は、
農業の基本に詳しくないということで
この本を選んだのだとか。

パラパラとめくってみた感じでは、
農業の初心者が犯しやすい失敗を4コマ漫画も含めて
平易に書かれていた。

各作物にもそれぞれに作業や管理のポイントが書かれており、
良くまとまっているように感じた。

ただ、プレゼンで大西が
「これで成功するならみんな成功している」
と言ったように、栽培のポイントはあくまでも基礎的な部分で
それが出来たからと言って成功ではない。
それどころか基礎的な部分と真逆のことをして
成功する場合もある。

農業は、作物を生産することだけが仕事じゃない。
作物を売るところまでが、仕事なのだ。
一般的な認識としての野菜として
「良いもの」が取れたとしても、
それが販売につながるわけではない。
顧客のニーズをつかみ取り、
もしくは新しいニーズを想像できるようなプレゼン力のある
商品を生み出すことが、成功の秘訣なんだと思う。
その場合、
時には、園芸の教科書では落第しかねない
栽培法でなければならないことも多々あったりもする。

さらに、農園ではさまざまな作業が同時進行しているので、
必要な作業にも優先順位をつけてる必要がある。
それどころか、その作業は時には行わないことだってある。
園芸書では必要な栽培管理だとしても、
それを行う手間や時間・投資と販売価格との関係で、
行わないのだ。
加工品用の野菜を作る場合、
外見はあまり重視されない。
そんな時は、価格をできるだけ下げられるような、
また量をたくさん取れるような栽培法をしなければ、
経営的には合わなくなってくる。

基本を知るのは大切だが、
基本を熟知した後は、
それを出来る限り捨ててしまわなければ、
その基本の持つ「スキーム」に囚われてしまい、
そこから大胆にはみ出せなくなる場合がある。
たぶん、成功のカギはその辺りに落ちているような気がするのだが、
どうだろうか。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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