有志でやっている勉強会の記録をしよう。
先週は、吉田郡農業から研修できている小林君。
彼が選んだ本は、これ。
北川太一 著 『いま、JAの存在価値を考える』:「農協批判」を問う.家の光協会.

JA職員である彼が読むにはぴったりの本。
だったのだが、どうやらちょっと難しかったようだ。
彼自身、プレゼンでも言っていたのだが、
言葉や用語でわからないことが多くて、理解できなかったのだとか。

この本のタイトルで行けば、
たぶん往来の農協批判そのものを批判しようというものなんだろうけど、
どういう批判があったのかも、その点もあやふやなままだった。

本を読むというのは、
僕も常々感じるが、本当に難しい。
著者の肩越しに、その人が見ている世界を一緒に見ようというのが
読書なんだろうと思うが、
その人の世界観や人生観・思想なんていうものが、
どこかに明記されていないことの方が多くて、
どんな人かもわからないまま、
その人の主張する論に振り回される。
まるで暗闇のジェットコースター。
読書は、僕にとっては、そんな感じのもの。

一文一文の些細な記述が、
受け手にとっては大きくなったり、
書き手にとっては重要な主張が、受け手には響かなかったり。
まるで恋愛のようでもある。

読書にコツはないけど、
ここに僕なりの本の読み方を書いておこう。
目次は熟読。
序章で全体の説明をしている場合は、そこも熟読。
全体の本の構成をまずしっかりと頭に入れる。

本の論理展開の全体像が、ある程度あれば、
各論で主張されていることと全体の論理が合致する重要箇所に
付箋を貼りながら、読み進める。
解りにくい箇所は、別色の付箋を貼っておくと良い。
とにかく一度すべて通して読み、
それから、付箋を貼った箇所を中心に読み直し。
著者の論理が頭に入っているので、
2回目に読むときは、随分とスムーズに理解が進む。

重要な本ならば、その2回目の読書でさらに付箋を貼り直し、
重要な箇所を絞り込む。
最後に、貼り直した箇所を中心に自分でサマリーを書いてみると
だいたい著者の見ている視点が、僕らにも見えてくるだろう。

小林君は、
「この本を読んで、JAのことで解らないことが多いことが分かった」
と言っていた。
知らなかったという事が分かる。
それもまた勉強会の意義だと僕は思う。
次回に期待!


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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