
金曜日に、武生東高校で講義。
青年海外協力隊経験者が6人ほど集まり、
それぞれのクラスに分かれて、体験談を話すというもの。
武生東高校では、異文化理解の授業に
多くの時間を割いているようで、
この講義もその一環。
いろいろと事前の準備を生徒がしており、
インドネシアに対しての質問や
協力隊の質問が、2週間も前から僕の手元に届いていた。
それをもとに、僕なりに今回の講義の内容を決めたのだが、
題目は
「異文化理解と国際協力」。
毎回、講演ごとにその内容のテーマを3つに絞っている。
今回も3つあった。
①異文化理解って何を理解することなの?
②国際協力って何?
③異文化理解の果てにあるものとは?
この3つの問いに答えるように
僕の経験談が続いていき、最後にこの答えがみんなで
共有できれば、と思ってやっている。
初めに、何を話すかを言っておくので、
このやり方だと、聞いている方も集中しやすいし、
やる方も楽。
長くなるので、講義の内容は割愛しよう。
聴きたい方は、講師として呼んでくだされば、
スケジュールに余裕さえあれば、どこにでも行きます。
さて、
この3つのテーマ(問い?)の答えは、
それぞれが感じてもらえればいい。
僕は、異文化理解とは、その視点で地元を見直せば、
そこに地域変容の大きなダイナミクスが存在すると思っている。
海外に飛び出すのが目的じゃない。
その飛び出した行動力と、培った視点で、
生活としてかかわり続ける場に、
変容をもたらす存在になることが
その主題ではないかと感じている。
異文化理解は
オモシロ人類学じゃなく、
その視点で、自分や地域の常識を疑えるようなれば、
文化と地域の面白い化学変化を目の当たりにできるだろう。
という、そういうお話をした。