考えさせられる番組をみた。

NHKスペシャル 同時3点ドキュメント『煙と金と沈む島』。
地球温暖化にまつわるドキュメントで、CO2排出をめぐる金の動きには考えさせられる。

印象的だったのは、CO2排出権を売買して成長し続ける企業の社長の台詞。『環境問題は儲けがでなければ解決しない』。何かがおかしい。

中国の炭鉱のCO2排出権を買う三井物産。それで自社の排出量削減目標を達成を目指す。排出権を売った炭鉱は、そのお金で石炭の増産を目指す。何かがおかしい。

CO2削減がさらなる近代化につながっていく。今の生き方の方向性があっているのかまちがっているのか、漠然としたことしかわからないが、これも最適なのか最大なのかどちらを志向するかの違いかもしれない。
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私も見た

ツバルの島が、大潮になると海水に浸るんだよー。
この海面上昇には、今の私の無駄使いな生活も加担してるんだなぁ、、、と思って、思ってみたけど、どうすりゃいいのかわかんなかった。といりあえず要らんとこの電気消してみた。
中国の上司らしき人の「いまや競争社会だ」って、意味違うよ。
新しいから正しいと思ってわかった顔して語る人ってまだまだいるのね。
わたしはよくわからないから、わかるまで断言しないようにしようと思うけど、もっと広く高い視点から物事の動きを見ないと、いけないと思うのでありました。うーん、とりあえず、一枚厚着してエアコンをやめるとか。でも、ほんとにプラスチックのゴミ、減らないんだよね・・・。原油高くなって、100円ショップが200円ショップになったらちょっと良くなるんかね。どうしよう。どうしよう。。。。

ちかばぁ。

ほんと、どうしようって思いますね。ただその思いが持続しないのも事実。

省エネを積極的に行うのもそうですが、もうすこしローカルに目を向けて暮らしてみようと思います。生活の志向が変われば、その先に見えてくるのかも、と、合理化していく逃げられない生活の檻から、脱却を試みようと思います。が、はたして・・・。

ツバル

たやさん&ちかばぁさん、

そのツバルの番組観たかったなぁ。あの国は俺が92年にフィジーに赴任するず~っと前から、地球温暖化の問題を世界に向けて発信してるんだよね。

俺は一度ツバルに行ったことがあって、偶然お会いした当時のパエニウ首相が自宅に招いてくれたんだけど、その時にもこの問題を熱く語っておられました。日本では首相(海部首相)、アメリカでは大統領(パパブッシュ)に直接会って同問題を訴えたことがあるらしく、首相の家の壁には両人と撮った写真が飾られていました。その時にどれだけ真剣な議論がなされたかはわからないけどね(特に日米側が真剣に聞いたのかどうか…)。

俺が同国を訪れた94年時点でも、国土の海に面している部分は侵食が始まっていました。国土の一番狭い部分は数十センチしかなく、波が国土の東から西に横切っていたのを強烈に覚えています。

って、実際に同国の現状をこの目で見た俺がどれだけ行動を起こしているのか…。俺のような人間が一番いけないんだろうなぁ…。猛反省…。

よっしーさん

94年から問題だったんですね。知りませんでした。

アメリカは京都議定書にも参加していないところをみると、自分でルールを作らないときがすまないのでしょうかねぇ。

グローバルに考えているとわからなくなりますが、やはりローカルに目を向けるべきだと思っています。インドネシアでどうするか、よっしーさん、期待してます!

たやさん

ホント、ローカルに目を向けないと何も変わらないもんね。たやさんを見習い、インドネシアのローカルに目を向けつつ業務に励みたいと思います。

僕もみた


排出権の取引市場ができた背景は、おそらく経済学でいう「コースの定理」というのがあって、その枠組みの中で考えていくと、市場ができること自体は悪いことではないし、むしろ社会全体でメリットがあるから、肯定的に捉えられるべきことなんだけど、実際、京都議定書の中で定められた取り決めは、「コースの定理」が想定していたのと違う。そして、その結果、おかしなことがおき始めていると僕は思っている。

「コースの定理」で想定されていたのは、①世界全体で許される排出権の上限を取り決め、それを上回らないように、各国に排出削減目標を割り当てる。→②割り当てられた各国は、自国で削減目標を達成できないなら、削減目標以下で抑えることができている他国から削減量を買い取ることが許される。この場合、世界全体では、排出権取引市場が出来ようともできまいとも、基本的には、世界の総排出量が変化しない一方で、市場ができそこで取引できることによって、買う側は自国で削減するよりも安く目標を達成できるし、売る側も当然「儲かる」。だから、社会的にはメリットが生じるというという考え。非常に納得がいく。

京都議定書がおかしいのは、削減目標を割り当てられなかった途上国で削減した排出量も、自国の削減枠に入れられるようにしてしまったこと。こうしてしまうと、途上国側はとにかく需要がある限り、どんどんCO2を排出した方が「儲かる」から、結果的に世界の排出量は増えていく傾向にあり、社会全体でメリットが生じるのかどうかまったく定かでない。

アメリカのブローカーは、「儲からないと環境問題は解決しない」なんて言っていたけど、最初の例のように、「儲かる」というインセンティブが社会の厚生水準を上げることもあれば、下の例のように「儲かる」というインセンティブだけでは駄目な場合もある。そういうことをもっと考えないと、いけないと思う。

補足しておくと、社会全体の厚生水準があがるというのと、その恩恵がツバルのひとも受けられる、というのは全く別のことなので、いかに取引市場の発達が社会の発展に貢献したとしても、それによって被害を受ける人のことは、いつも心に留めておかないといけない。

最後に、個人的におそろしいな、と思ったのは、テロ未遂によって原油価格が高騰し、それが排出権の価格を押し上げ(会社の利益を増やし)ていったときに、ブローカーが何を思っていたのか。人の不幸を心待ちにしているようなことが、万一あったらとてもこわい。

と、はじめてなのに長々書いちゃった。推敲してないので、わかりにくかったら許して。

あと、最大と最適について、田谷君が何を思っているのか、興味あります。では。

勉強になるコメントだ

世界のCo2排出量がプラマイ ゼロでも、ツバルの島は沈むんだ・・・・

人間って当事者にならない限り、心からの叫び、って出来ないものなのかもしれないけど、それを共感する感受性?理解力って必要だね。
どっちも勉強&体験しないと培われないね。

北朝鮮拉致被害者の家族の方の心の叫びもほんとに長い長い間、繰り返し繰り返し、してきて、やっと、私のところまで届いたのですが、それは私の感受性と理解力が無かったからなんだなぁ、って思うと
すべての問題に対して、私が無知であることが、罪なんだなぁ、と思う。

考えさせられます

かず君

コメント有難うございます。勉強になりました。IPBでは京都議定書とCO2排出権についてのゼミに出ていましたが、イ語での議論でしたからチンプンカンプンでした。こうして日本語でテレビを見たり、かずさんからのコメントを読むと、ああ、そういう議論だったわけね、とあらためて思います。ただ、CO2排出量を貨幣でしか換算できないものなのでしょうが、そうせざるをえない今の社会に、うまくは言えないのですが、ある部分について恐ろしさを感じてしまいます。

テロ未遂時のブローカーたちの行動からは、今の資本主義の限界がみえてしまいます。見たくないものを見せられた気分でした。僕は株や投資なども良くわからないのですが、先日ラジオの投資番組で、『原油高をにらんで、今はどこどこに投資をするといいですね』とアドバイザーが言っていましたが、どうも納得できないのです。変動が生まれるところに儲けがあるというのはわかりますが、それが何につながるのかが良くわかりません。どこどこの会社のサポーターだ、とか、ファンだ、だからそこを応援(投資)する、という程度ならわかるんですけどねぇ。

最適と最大は、そのうち書きます。リクエスト有難う。ただ、そんなにたいした考えでもないです。



ちかばぁさん
感受性と理解力、僕も無いです・・・。僕の感受性と理解力で解らない事ばかりが、最近ニュースで流れるので、テレビを見ないようにしています。ということは、無知で罪なのでしょうか。むずかしいです。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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