あああ、今日は水曜日!
若手有志の勉強会の日!
先週の記録を忘れていた!
ということで、先週の記録。

先週は同じ集落の超新星☆小西くんの発表。
選んだ記事はこれ。
現代農業 2007年7月号から、
青木恒男 『一人経営、売り上げ1000万、経費半分のヒミツ』。

こういう短い時間の勉強会の場合、
こういう短い記事モノを題材にした方が議論が深まるような気もする。
結構、面白議論ができたし、
こちらも考えが改めてまとめることができた。

さて、この記事で議論になったのは、
経費削減の考え方だろうか。

青木氏は、100万円かかっていた経費を90万円に下げるような
引き算のコストダウンという常識を捨て
栽培に必要な経費だけを積み上げていく足し算の
発想でかんがえるべし!と説いている。

なるほどとは思うが
これでは、あまり伝わらないかもしれないです、青木さん。

ここから先は、勉強会での議論をもとに
僕なりに考えたことを少し書こう。

青木氏のコストダウン術には、
まず、どの市場に出すべきか、どんな商品を創り上げるか、という
イメージが必要だろう。
JA出荷の場合、秀品率がどれくらいなのかによって
収入が大きく異なるので
コストダウンをしてもどれくらい秀品率を保てるのか
そこがポイントとなってくる。
秀品率がやや下がっても、
それ以上にコストがダウンするのであれば、
計算上は、売り上げアップだろう。
まぁ、秀品じゃないモノばかり出す農家は
肩身狭いけど。

しかし、この記事でのコストダウンはそんな引き算じゃない。
たぶんだが、青木氏は、取引先に大きな変化があり
そのことで、秀品・優品などというクラス分けが必要なくなり
今まで必要だったコストが必要なくなった、ということじゃないだろうか。

たぶん、売り先をJAから直売所に換えると
この変化は起こりやすい。
JAや市場の価値で決められていた秀品に必要だったコストが
(この価値決定は、段ボールの大きさや袋の大きさなど流通の都合の場合が多い!)
直売所の場合、意味を持たない。
規格外に大きいブロッコリは、市場では一文にもならないが
直売所では、その見た目のインパクトから
超人気の売れっ子ブロッコリに早変わりする。
秀品という呪縛から解き放たれれば、
その価値を決めていた構造に自覚的にもなるはず。
お客が求めるのが超巨大なブロッコリだったり
小さくて調理しやすいブロッコリだったら、
植えつけ方や肥料量など自然と変わってくるだろう。
そこが足し算の経営、という事なんだと思う。

“経費削減ありき”ではない。
まずアンテナ高く張って、市場に敏感になれ。
そこから受ける刺激にしたがって
必要なものを必要なだけ投入できる農家。
それが青木恒男なんだろう。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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