インドネシア研修事業の座学「地域開発論」。
今回が最後の授業。
取り上げたのは木次牛乳のお話。

早くから牛の飼料にこだわり
低温殺菌処理の先駆的な存在。
低温殺菌を始めたころは
安全性へのイメージから消費者に
はなかなか受け入れられなかったらしい。

この座学。
今回のスメスターでは、農業の起業にこだわって
そこにフォーカスを当ててみたのだが、
研修生と一緒にこの木次の牛乳とこれまでの事例を
総括してみた。
農業ビジネスで成功している人や地域は、
何が成功のカギになっているのだろうか?

それは、僕個人の意見だが、
常識を疑うこと、なんじゃないだろうか。

徳島上勝町のいろどりのケースは
どこにでもある葉っぱを売ることだったし、
直売所からりは、生産者が売れると思うものと
売れないと思うものの間にある、ある偏見と価値を
壊していく過程だった。
秋川牧園の事例は、安全性を徹底追及してみた結果だった。
そして木次牛乳は、低温殺菌という
その当時では受け入れがたい殺菌方法への取り組みだった。

このいずれもが、自分たちの生産の効率性向上や
自分たち生産者の価値から出発していない。
つまり、自分たちの常識の延長上に
その成功のカギを求めていない、ということだろう。

まずは、常識を疑え。
周りから、「狂人」のように見えられていたような
価値や考え方が
その次世代のスタンダードになっているという事実。
「KY」などという罵り言葉が出現してくるくらい
周りの空気ばかりを読むことが良いことのように
言われるようになった社会では、少し辛いかもしれないが、
空気を読まない、狂人だ、と今思われている奴が
たぶん、次の時代を築く。

研修生よ、だから、常識を疑え。

この授業は、最後に試験を課した。
このスメスターに行っていた農業構造論と一緒に
最終試験をする予定。
課題は、他の研修生の地域ポテンシャルレポートを読んで
(レポートはこの事業を一緒に支えてくれているインドネシアの友人が作成)
その地域での農業ビジネスプランを作ること。
そしてそのプランは、出来る限り常識を疑うこと。
3週間後までにレポートを作成し、
その後にビジネスプランのプレゼンを順に行ってもらう予定。
ねむたいプランは、不合格。

さて、何が出てくるか楽しみだ。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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