タタン君の帰国後の夢、
それはバニラ栽培。
というのは、以前にも書いた通り。

だが、どういうバニラが現場で高く評価されているかどうかは
よくわかっていない(僕も含めて)。

ならば、実際に使っている職人に
その評価を聞こうじゃないか。
ということで、
三国にあるジェラートの店、「カルナ」に突撃!
店長のヤマトは、
自分たちが何者でもなかったころに
ベトナムで一緒に途方に暮れた仲間。


カルナ見学

お邪魔しまーす。

カルナ見学 バニラ比較

さっそく
バニラを見学。
2種類のマダガスカルのバニラを見せてもらったのだが、
予想に反して、短いものの方が
高いことが分かった。

バニラエッセンスと2種類のバニラで作った
プリンの試食まで用意してくれて、
それぞれの味の違いも確認。

シュークリームの作り方まで
見せてもらって(&試食つき♡)、
研修生もホクホク。

カルナ見学 アイス

最後はジェラートを堪能して
見学終了。
ヤマトへ、忙しい中、受け入れてくれて
本当にありがとう。
研修生にはとても良い刺激になりました。

帰りに車の中で、
バニラの話題になる。
タタン君曰く、
短い方が高いのであれば、すべての花に受粉をさせれば
短く揃う、とのこと。

あちらで普及員をしてたクスワントも
それに同調し、
彼がしてきた指導では、品質向上のために
すべての花に受粉をさせないものだった。
インドネシア国内市場では、長い方が評価が高いのだとか。
なぜ短い方が高く流通しているのかはなぞだが、
カルナで見た感じでは、
短い方が、ビーンズのきめが揃っていたようにも見えた。
品種等の検討もあるかもしれないが
短いものの方が、品質が揃いやすいのだとしたら
栽培法を変えて、それに合わせればよい。

それとやはり価格。
インドネシアでは、農家の販売価格が
1キロ900円程度。
それがカルナで見せてもらったものは
1キロ18000円。
どこをどう流通すれば、そんな値段になるのだろうか。
まったく、どこの世界でも
農家は儲からないようにできている。
ただ、途上国と呼ばれる国々では
それが一層顕著なのが、同じ農民として腹が立つ。

さて、
インドネシアの場合、バニラは
農家が乾燥まで請け負うので、
そこで品質にばらつきが出るのかもしれない。
ばらつきの出ない乾燥法さえあれば
(もしくは機械乾燥か?)
マダガスカル産とも競争可能だろうか。

フリートレードなんてことが
もてはやされる時代になり、
少々辟易していたのだが、
やはりFTAのFは
フリーじゃなくて
フェアーで行きたい。
僕らのつながりが、どこまで発展できるかは
わからないけど、
バニラの夢が少し膨らんだ
そんな見学になった。





関連記事
Comment
Trackback













管理者にだけ表示を許可する

Comment form

田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ