今年の10大ニュース。
昨年は、大晦日に書こうと思っていたのだが
むらの役で、神社の初もうでの準備に駆り出されて
そのまま書かず終い。
ということで、今年は、早めに振り返っちゃおうかと思う。


第10位 毎日新聞福井欄のコラム執筆スタート

毎日新聞福井支局長との出会いがあり、執筆を依頼される。
月1回の短文なのだが、何かこういった書き物を
連載したいと常々思っていたので、
そういう機会を得られ、とてもうれしかった。
自分の農の想いを書いていきますので、皆様、読んでくださいませ。



第9位 園芸用ハウス面積の拡大&露地面積の拡大

ハウス面積をさらに50a拡大し、全部で1.5haとなった。
露地も50a増やし、夏野菜の露地栽培を本格化。
忙しさは、昨年の数倍に・・・。
でも、不思議と売り上げは数倍にはならない。
なぜ???



第8位 化学合成農薬に頼らない防除を本格的にスタート

今年は、猛暑で害虫にとってパラダイスな年だった。
そんな病害虫が例年よりも蔓延する中、
福井の伝統なすである「吉川なす」で、
化学合成農薬を一切使わないで、6月から10月まで
良品を出荷してみせた。
天敵の導入と黄色灯やフェロモントラップによって
ほぼ害虫を経済的被害域以下におさえることに成功。
ポイントは、欲張らない、ことなのかもしれない
と、すこしだけ悟った。
他にも、金時草や露地オクラ、ズッキーニなどで
土着天敵による防除を実現。
バンカープランツやフェロモントラップの利用で
生態系の多様性を実現できれば、
もしかしたら、近い将来、
すべての作物で無散布も不可能じゃないかもしれない、と
手ごたえを得られた年だった。



第7位 寅々ルーキー

長年勤めてくれたベテランのパートさんが家庭の事情で辞め、
またまた長年、勤めてくれた研修の子が独立した。
それらに代わって、今年は、
新規就農希望の多彩な日本人若者が3名入り、
そのうちの一人はうちの農園に
就職をすることになった。
僕のスタッフとしては、日本人初!
(これまでインドネシア人とセネガル人しかいなかったので・・・)。
僕よりも干支がひと回り下の青年。
寅年に寅の干支の子がくるのも何かの縁だろう。

それと、インドネシアからバレーボールが
セミプロ並みの新人研修生も来園。
頭もすこぶる良く、力持ちで、優しい性格。
期待の新人の一人!
実は、この子も寅年。
うちの農園、これで12人中、干支が寅の人が6人!



第6位 ラエチュの死

愛しのアレジャン集落でも紹介したが、
僕のインドネシアでの父、ラエチュが死んだ。
詳しくはこちらのエントリーで。

愛しのアレジャン集落 第40話
ご冥福を祈ります。



第5位 ゆきんこでんでん

昨年4Hクラブの発表コンペで、北陸大会2位で通過し
今年の3月、
我がクラブ始まって以来初めて
全国大会(東京)に出場!
保育園との父母&保育士参加型で行われた食農教育活動は
中央で賞こそもらえなかったが高く評価された。
その感動が今年の会長に受け継がれ
今年も保育園との体験田んぼが実現できた。
一昨年から始まったクラブでの食農活動の取り組みは、
当然、豊かな感性を子供にも与えているのだろうけれど
それ以上に、僕ら若手農業者が、
地域を創る仲間として育っていることを
僕は実感している。



第4位 むらの農家組合長就任

むらの農家組合長に就任。
1年の任期だったが、雑務に追われ忙しい1年になった。
ただ、むらの仕組みやこれまで見えてなかった取り組みに
僕自身が関われたのは大きな成果だった。
よりむらが見えるようになった。

それ以外には、戸別保障制度と減反のはざまで
いろいろと農家組合長として頭を悩ませることも多かった。
国家制度と個人の間に
むらという緩衝材としての役割を持つ組織の必要性を
強く感じた1年だった。
こうした組織の存在が、僕らの自治を支えていると同時に
関わり合う気のある主体があって初めて
むらの人々にとっての福祉が向上するという
とても単純で、あまりにも当然のことを
強く感じた1年だった。



第3位 ふくい人の力大賞

この賞を頂いたのは、
中島みゆきじゃないが、
棚から牡丹餅、といって良い。
知り合いの人から推薦されてノミネートしていただいたのだが
その中でもトップの得票でこの賞を頂いた(らしい)。
インドネシア研修生とのかかわりや
若手農業者との活動などが高く評価されて受賞。
福井青年会議所の主催するこの賞。
とても励みになりました。



第2位 毎日農業記録賞の優良賞

ちょっとしたご縁で、毎日農業記録賞に作文を応募した。
狙ったのは、最優秀賞だったのだけど、
結果は、それよりも数段下の優良賞だった。
まぁ、今の自分の活動の評価はそんなもんなのだろう。
この作文を機会に、自分の経営と地域への眼差しを
確認できた方が、僕には成果だったと思う。
単に、規模拡大を続け、売り上げだけを伸ばすんじゃなく、
地域の農業を支える存在として、
むらの自治と
そこに住む人々の福祉を支える存在としての
農民を増やしていける、そんな農園を目指そうと
今は思っている。
それがいかに甘い考えだと批判されても。

福井の支局長から、表彰式の際に
「農業界でドラフトがあれば、僕は彼がドラフト1位だと思う」
と言っていただいた言葉が、とても励みになっている。
新聞で全文掲載されたが
ネット版は、すでに閲覧できないので、
こちらのエントリーに優良賞をとった作文を
全文載せたので、読んでください。



第1位 青年の主張 東海北陸大会を突破

なんといっても、今年はこれに尽きるんじゃないだろうか。
JA青年部が全国規模で行っている青年の主張。
そのスピーチコンテストに今年参加した。
いわゆる、若手農業者のスピーチの甲子園。
7月下旬の福井県大会を勝ち上がり、
11月に行われた東海北陸大会(7県の代表)を勝ち上がった。
来年の2月に、東京の日比谷公会堂で
全国の6ブロックの代表を集めて
全国大会がある。
福井県から青年の主張の代表として
全国大会に出場するのは、僕が初めてらしい。
スピーチの内容は
まだ全国大会が控えているので、公表できないのだが
地域を創っていく主体としての農民、という
僕なりのメッセージがその中心となっている。
できるだけ大きな会場で、
できるだけ沢山の人に
聞いてもらいたいと思っている。

東京近辺にお住まいの方、
来年の2月15日、日比谷公会堂で発表しますので
お時間がありましたら聞きに来てください。


他にも、今年はいろんなことがありました。
妻からも文句が出るくらい、忙しい年でした。
新しく始めた野菜も数種類あり、
例年にない猛暑で、良かった野菜もあれば
悪かった野菜もありました。
農業関係の仕事だけでなく、
いろんな話が舞い込み、
いろんな人と出会い、いろんな人を受け入れました。
忙しさで目がまわりそうな時もありましたが、
そういう方々とのご縁が、僕の農を、そして地域の農を
創っていくのだと信じています。

来年は、いよいよインドネシア研修生第1期生の帰国があります。
ついに、インドネシアでの農村開発活動にも
彼ら研修卒業生を通して、
身を投じていくことになるかと思います。
この活動と、地元の地域づくりとがどうリンクしていくのか
それが、目下の課題でもあります。

そして、日本人スタッフを受け入れたこともあり
来年に向けて
経営としても、もう少し幅のあることをやろうと思っています。
来年もまたもう一人、日本人スタッフを募集する予定ですので
我こそは!と思われる方、ご連絡ください。

皆さんは、どんな1年でしたか?
また来年も、この無駄に長くて、読みづらいブログにも
お付き合いいただけたら、幸いです。
それでは、皆さん、良いお年を。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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