週末は釜山にいた。
ある団体の旅行で2泊3日の日程だった。
ツアーだったのだが、
2日目は、無理にわがままを言い、
団体とは別に、自由に行動させてもらった。
街をそぞろ歩きしながら、
スーパーや商店街を歩いて回った。

短い期間の旅行でもあるため
物価については詳しくはわからないが、
どこへいってもやたらとズッキーニを見かけたのには驚いた。
少なくとも福井のスーパーでは、
そんなにポピュラーな野菜ではないのだが
商店街の外れで営んでいた野菜の露天商でも
立派なズッキーニが売っていた。
価格は日本とほとんど変わらない(円高のためやや安い感はある)。
そして、それと対照的だったのがアボガド。
日本円に換算しても、数倍の値段だった。
ガイドに後になってから尋ねると
アボガドはほとんど食べないという。
食べないから高いのか、それとも高いから食べないのか
それは定かではないが、
それだけが日本での値段と大きく違っていた。

スーパーも商店街もやはりメインはキムチや乾物だった。
生野菜も多くあったが、
ベビーリーフは、大きなデパート以外では全く見かけなかった。
規格や価格はそれなりによかったのだが
品質が悪かった。
あまり売れていないのだろうか。

カット野菜もあったのだが
それはサラダという大きさよりも
サンチェのように肉などをまいて食べるような
大きさのものばかりだった。
その種類は多く、
ホウレンソウやレタスばかりでなく
ふだん草まであった。
セロリもなぜか同じ大きさでカットされて並んでいた。

大きなデパートにはオーガニックコーナーが充実していた。
生の野菜は少なかったのだが、
加工品とコメがたくさん並んでいた。
その中でも、一番高いコメは、日本円に換算すると
1キロ800円という驚きの値段で売っていた。
そんなコメが売れるのかどうかわからないが、
日本円に計算している間に、
若い女性がその米を買っていった。
オーガニックがそれなりにブームなのか
ホテルの地元テレビでも、
ナシの自然農法農園を取材していた番組を見た。
農薬や除草剤を使用しないナシ園の紹介をしていた。
言葉がわからないので詳しくは不明。

ガイドの話では、この異常気象の影響を受けて
一時白菜の値段が高騰したらしい。
その影響を緩和するために、緊急に中国から白菜が輸入されたのだが
消費者はあまり買いたがらないとのことだった。
農薬や寄生虫問題があるからだ、とのこと。
輸入用の野菜は土がついていないようにきれいに洗浄されている。
だからきれいな野菜が、あまり売れないとも言っていた。
地元の野菜は、土がついていてある程度汚れているほうが
売れるらしい。
きれいな野菜=輸入野菜(中国)という認識があるのだとか。

それが本当かウソかはわからないが
商店街の八百屋だけでなく、
大きなデパートの地下の食料品店でも、
地元産のホウレンソウは、プラスチックの袋には入っておらず
テープで束ねただけで、株元も土で汚れていた。
日本だったら、そういう野菜はあまり売れないだろうが
きれいな野菜に対して、そういう認識があるのであれば
きれいに袋詰めするインセンティブは生まれないだろう。
包装の技術がないのではなく、
人々のもつ意識が、包装の形を変えているのが
とても面白く思えた。
だとすれば、日本の過剰包装もまた
人々の持つ意識の表れなのだろう。

坂の多い雑多な街・釜山で、
ホトックというB級グルメの揚げ餅を頬張りながら
そんなことを思った。
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Re: ズッキーニ=かぼちゃ

やまと
コメント&いろいろと教えてくれてありがとう。
ズッキーニは、英語でスクワッシュと呼ばれている部類で、カボチャもそれに入っているので、多分その間隔なんだろうね。いつごろからズッキーニも食べているのかなぁ。

ナムル用の食材はたくさんあったけど、ふだん草なんかもナムルにするの?

> 多分、薬食同源(健康志向)の考えが今でも色濃く残っているので、日本人には相容れない包装が主流になっていることも事実。(ケンチャナヨ(大丈夫)主義のアバウトな感覚であることも確かだけど。。。)
>

なるほどねぇ。
日本は過剰包装だっていわれるので
その感覚から見たら、釜山のデパートの野菜の包装が普通に見えないだけかも。

またいろいろと教えてください。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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