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新年一発目が、豪雪対応のエントリーになろうとは。
今年も波乱の雰囲気。

7日までは、豪雪の気配はなかった。
数年に一度の言葉は年末年始の寒波の時と
同じように天気予報は連呼していたが
あの時20㎝程度しか降らなかったこともあり
まぁ、今回もそんなところかな。と思っていた。

異変を感じたのは、8日の昼。
8日はもともと朝から融雪装置を稼働させて
除雪の初動を早める予定だった。
30年豪雪の時、その初動の遅さで後悔があったので。
それでも8日の朝は、まだそれほど降らないかも、と
どこかで思っていた。
天気予報の警報も、前日の夜に9日には解除されるかも、
といった程度だったし。
それが、融雪装置を稼働させまわっている8日の午前中。
どうも降り方がおかしい。

8日の昼過ぎに天気予報をチェックしたときには
警報が10日まで伸びる予報に変わり
衛星画像をチェックすると
あの「日本海寒気団集束帯」がはっきりと確認でき
その雲の列が北陸に伸びていた。
7日の夜の段階で、9日の予想天気図に
等圧線の蛇行が確認できていたので
もしかしてとは考えていたが
こうしてはっきりと雲の行列が確認できると
もはや間違いはない。
これは2018年ほどの豪雪になると。

8日の夜は徒歩で一斉にハウスを確認し、
一部のハウスでは雪かきを実施。
9日からの雪かき作戦の前哨戦として
全体を把握につとめた。
夜遅くに実習生にはメールにて9日からの雪かきをお願いした。
9日は朝から実習生5名と僕の6名で雪かきを実施。
ハウスの肩に乗っかっている雪を手作業で降ろす作業だ。
インドネシアの子たちは、3年前の豪雪を経験していない。
その彼らのために
2018年の雪かき作業を動画で記録してある。
雪掻き前に動画で研修を行い、
一番近くのハウスで、積もっている雪の厚みが太い
大屋根のハウスで急ごしらえの実地訓練を施す。
その後、
前日の夜に確認した吹き溜まりや
構造の弱いハウスを中心に雪かきを始めた。
9日は終日雪かき。

10日からはさらにスタッフの大西が駆けつけてくれた。
これで司令塔が二人になるので
二局面作戦が可能になる。
大西に棟数の多い山室方面へ雪かきに出てもらい
僕は遊撃部隊として構造の弱いハウスでの
雪かきに当たった。
夕方には大西部隊が合流し
構造の弱いハウスの雪かきも終えて、一日を終えた。

11日は、スタッフの佐藤は徒歩で出社し、
立崎や森田は前日に家の前の雪かきを行い
車にて出社。
スタッフが一気に増えて、雪かきもはかどる。
10日の夕方に、もしこれ以上降れば
いくつかのハウスは見捨てようと思っていたのだが
10日の夜は思ったよりも降らず
11日から増えた人員で
一気に除雪も進んだ。
12日も営業を取りやめ
ハウスの除雪を徹底した。

13日からは営業を再開させたが
僕と立崎とで、今回の豪雪で
被害を受けた融雪装置の修理に入る。
2018年の豪雪の時は
2月の豪雪の前に
1月の大雪で融雪装置の一部が破損しており
その修理もままならないまま豪雪にあい
被害を受けた。
今回も融雪装置を直せるほど雪が解けていなかったが
何とか雪をのけ
融雪装置を週末までに修理を行った。
なんとか切り抜けた。
そんな実感は休日だった土曜日の昼頃
急に湧き上がってきた。

こうして、今回の豪雪は
運もあって一棟も倒壊せず終えた。
2018年の経験から
初動の速さ、雪かきのシミュレーション、
気象データを自身で読み解く力
そんなことを学んだ。
その学びが活かせたことが大きい。
また今回の大雪の前に、昨年の11月から12月にかけて
融雪装置の点検と修理を一斉に行っている。
今回はそれがとにかく大きなポイントとなった。
古い融雪装置は新しいものと交換し
ノズルの目詰まりはすべて取り除いてあった。
事前に備えたことも大きい。
前回の雪で倒壊したハウスは
剛性の高い構造に切り替えたのも
大きいし
新しく設置した融雪装置は
前回の経験からその設置の仕方に工夫を加えてある。
今までの常識ではなく
自分たちの経験を踏まえての工夫は
今回とても大きな武器になった。
雪国の園芸に未来が見いだせないでいたが
今回の経験が
自分たちの大きな自信と
この道でやっていけるという安堵を生み出したと思う。
本当によかった。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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