スタッフとの恒例の新年会。
昨年の売り上げを見ながら
みんなで議論をし、
今年の目標を語り合うのが
この会のメイン。
せっかくなので、その目標を記録しておこう。
ちなみに目標は仕事で一つ。
そしてそれ以外でも一つ。
というお題だった。


まずは、新人のもっちゃん。
仕事の目標は、『作業の効率化を上げる』。
と、『新品目の提案、販路拡大』だった。

昨年の4月から農園で働き始めた彼。
多品目を出荷する僕らの農園の
仕事を覚えるは大変だったろう。
また家族経営の延長で作業の効率化に
手を付けられていない部分が稚拙に映ったことだろう。
長年、大きな企業にいた彼だからこそ、
そういう意味での作業効率を実現してほしい。

仕事以外の目標は
『プライベートで遊びを増やしたい』だった。
福井にも慣れた頃なんだろうね。
どんどん遊んで、どんどん仕事して、そして
どんどん勉強しようじゃないか。

次はすーちゃん。
彼女は今インドネシアの協力隊案件にアプライ中。
なので仕事の目標は
『インドネシアで出来ることを考えたい』となる。
農業とインドネシアという接点で
何ができるのか、それを考えていくらしい。
どれだけ準備しても足りないのが協力隊。
でもその準備を常にしようというその心が大事だね。
その上で、何が誰にとってどう必要に見えるのか、
そこまで考えられたら、きっと素晴らしいことが起きるだろう。

それ以外の目標では
『俳句をがんばる』とのこと。
昨年、僕が俳句をし始めた横で
なぜか俳句にはまり始めた彼女。
この世界は17音しかないのにとても広く、
そしてとても美しい。
そんな魅力に彼女も取りつかれたらしい。
句会の先生たちも彼女の若さから始めると
かなりのレベルまで行ける、と言っていた。
そのチャンスは誰にでもあるわけではないので
そのチャンスが無い僕からはとてもうらやましく見える。
いいね。良い句をいっぱい詠んでください。
楽しみにしてます。

三番目はたかちゃん。
仕事の目標は1つだよ、と言っておいたのに
『品質を上げたい』
『価値を上げたい』
『葉菜類一袋120円とれるよう目指す』
『とぎれなく通年出荷をする』
『営業も頑張って、直売所にたよらない出荷をしたい』
と欲張る。
みんなからあれこれと突っ込まれた挙句、
『全部頑張る。すべてを思い通りにする』と
あれま、大胆な。
それだけ欲が出てきたんだろう。
ここに来た当初、たぶん5年くらい前かな、
その時の彼の今年の目標は
『世界平和』だった。
ぼやっとしていて、それでいて情熱的。
そんな彼も仕事を自在に思い描けるようになってくると
いろんな欲が生み出されてくるようで、
あれもこれもしたい、となるのかもしれない。
そんなこと全部は無理だよ!と言うのは簡単だけど
彼の情熱に協力して
僕ももっと情熱的に農業をしたい。
いっしょにやっていこうぜい!

最後はやっちゃん。
今年で6年目になるのか?
その彼の目標は
『生産を徹底してやりたい』だった。
農園の最大の販売品目である
ベビーリーフ管理の全責任を任せている彼の
この言葉は重い。
昨年の出荷量は着実に増やせているが
ちょっとした失敗もあり、それを今年はもっと
徹底するとのことだった。
何かに特化して、そのスペシャリストになる。
それが僕ら農業プロ集団としての強みだろう。
いいね、その姿勢が。

それ以外の目標は
『もっと外に出る』だった。
内々にこもりやすい農業。
また組織で農業をしているので、どうしても
この組織内のルールも正当化しやすく
居心地は良いが発展的ではない。
僕も以前からこれは問題だと思っていた。
僕らはもっと外に出ていくべきだ。
それを持って帰ってきて
この地域に、この組織に、
そして僕らの農業にそれを活かしていくべきだと思う。
仲間も刺激し、集落も刺激し、
そして農業界も刺激する。
そんな人材になるには
やはりもっと僕らは外に出なければいけない。
僕も常々思っていることを
彼の言葉として聞き、その想いを一層強くした。
僕たちは、そうなろう!な、やっちゃん。

こんな仲間と今年も農業、そして地域、
はてには国際協力をしていこうと思う。


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俳句が面白い。
と書くと、「あ~、プレバト?」と
言われることもあるが、
あの番組は最近知ったことだし、
観てはいない。
それとは別の軸で
俳句を楽しんでいる。

その面白さの一つが
そのゲーム性の高さだろう。
17音しかないその文芸は
その構造上、すべてを言い切ることはできない。
小説やエッセイでは絶対あってはいけない
余白を残し、文脈を相手に読ませて
勘違いがあってもそれはそれで
文学として成り立つ、とても変わったシロモノ。
緻密にかけないので
自然とその窮屈な中で
意味の断絶も起こりうる。
でも、詠み手と読み手が一緒に解釈をし
それを楽しむのが俳句。
だから、これって国際開発の現場に良く似ているって
思うのはまた余談。
どこかでそれはじっくりと書こう。

さて、今回はちょっとした自慢。
今週はなんだかついていて、
投句した句が次から次へと佳作や選に入る。
プレバトで人気の夏井いつき先生がやっておられる
長寿ラジオ番組「一句一遊」というのがあり
毎回投句しているが、
それが水曜日のコーナーで紹介された。
一応水曜日は佳作扱いみたいなので、良しとしようか。
次に松山市が運営している俳句ポストという
ネット上の俳句会があり、そちらでも
熊の兼題で「人」選に選ばれた。
天地人並の4ランクがあり、これまで並選ばかりだったが
今回初めて人選に入った。
そして、NHK俳句の2月号に
風呂吹きと冬の空の二つの兼題で
佳作として掲載された。

俳句を初めてようやく1年が経とうとしているが
なんとか出した句が先生たちに選ばれ始めている。
まだまだ特選をいただくような句は作れていないが、
ま、まだ1年たったかたたないかなので、
今はこれで満足しようか。

来週は句会。
句作のスピードを上げていこうかな。




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JICA基金から助成をいただき、
インドネシアとの活動により一段と弾みがついた。
そんな様子を毎日新聞に取り上げていただいた。

インドネシアの農業支援 福井の農家、指導者育成 JICA基金を活用 /福井

こんなことが
いつかできたらいいな。
そんな風に思っていたことが
目の前に現れてくると、
なんだか気恥ずかしいというか
緊張するというか。

テレビ電話で講義をしたり
ディスカッションをすること自体は
ま、それほど重要ではなく
それはただのツールでしかないので。
大事なのは
こういう発想を展開できる『場』が
作れたということ。
実習卒業生たちがただ漠然と集まるのではなく、
何かを生み出そうという気持ちを持って集まる場所。
そんな場所を創り上げることが
地域開発の一番の鍵だと
僕は留学中から考えてきたが
それを実践に移すとなると
なかなかタフで根気のいる作業だった。
ここまでに仕込みに10年かかったが
場ができあがってしまえば
一気に物事は動き出す。
と、僕の学問は言う。
本当か?とまだ僕自身は疑い深いけど
それはこれからのお楽しみ。

「これから先の夢を教えてください?」

ここを訪れる学生や記者や消費者や友人は
いつもそんな風に聞かれるが、
とても答えにくい。
僕は場を作るだけなので
あとはその場が夢見る夢を
一緒に僕もみたい。
それだけだ。




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気がつけば、もう1月半ば。
今年の目標を書いてなかった。
ということで慌てて書くことに。
というか、この状況、
つまり諸事に追われ目標を書くのが
1月半ばまでずれこんでしまう、
というが今年を象徴するんだと思う。

さ、気を取り直して。

『農業』『インドネシア』『地域』『俳句』で考えようか。

『農業』では、
いよいよ経営の統合を検討していく。
2006年に大学院から戻るとき
父との話し合いで、経営分離を確約してもらい
地元に戻った。
それ以来、
各専門家に相談して
農園たやは二つになった。
あまり形は良くないのは解る。
会計がややこしかったり、労務、土地利用など
煩雑の極みだ。
だが当初には、この経営分離が必要だった。
父には父の農業があり
僕には僕の目指すべき道があった。
留学前の数年の営農での経験と
留学中に固まった自分のやるべきこと
そして経営は分かれることになった。
紆余曲折あったが、今はその選択が正しかったと
自分でも自信が持てる。
ただ、今のようにスタッフが増えた状況下では
この二重構造は健全じゃない。
ま、それは当初からわかってたけど。
で、無理やり別れた二つは
無理やり一つに戻すことになる。
それが今年の目標。というか、今年検討して
来年にでも一つになれたらいいな。
どういう形にするかは、まだ検討中だけどね。
なので目標は、

☆二つを一つに!

次に『インドネシア』だ。
昨年末にようやく耕志の会のインドネシア本部が開設。
スカイプでの会議もスムーズになった。
JICA基金でインドネシア国内のスタディツアーも予定している。
そして、農園のスタッフを青年海外協力隊として
農業研修事業でも連携を結んでいる
タンジュンサリ農業高校に派遣するべく
準備もしている。
今年は、こうした状況下で
僕が目指すのは、農業研修卒業生たちの目指す
農業支援ビジネスを形にする手伝いをすることだ。
ぼやっとしていて、まだまだ具体性に欠けるが
農民がマージナルに置かれたような現状打破できるような
そんな仕組みを卒業生と一緒に作りたい。
農業研修の10年間、僕らの学問を積み上げてきたが、
いまこそそれを実践に移す時が来た、と思っている。
なので目標は、

☆学問を実践に移そう!

『地域』
JA福井市青壮年部の部長職も
任期の3年目に突入する。
今年がその任期の最後となった。
その中で痛感したのが、
本部活動を盛り上げても支部活動は盛り上がらないってこと。
やる気のある一部の人間が
騒ぎ立てても全体の動きにはならない。
ま、そうだわな。
ある程度は活発になったかと思う青壮年部活動だが
縮小傾向に歯止めはかからず、現在に至る。
この組織の役割を終えたと言えば
そうなのかもしれないけど
まだ部長職に居るので、そうは言いたくない。
地域なんて相手にするもんじゃない、と
師匠は言うが、はてさてだ。

☆もう少し足掻く

『俳句』
これが一番楽しい。
こんなに面白いものがあったなんて。
おかげで毎日の風景の色彩がより際立って見えるようになった。
自然や行事や暦、動植物、食べ物、
そんな他愛もない物が
どれも愛おしく見える素晴らしい文学。
今年は2年目なので、がむしゃらに
句作をしていこうと思う。
各種コンクールや句会などに投句をして
毎月200~300句は作っていきたい。

☆入賞を目指します(入選)

そしてブログ。
ずいぶん更新回数が減った。
俳句に時間を多く持って行かれるからだが
今年は昨年よりも多く書こうと思う。
なので、本年もよろしくお付き合いくださいませ。



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

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