ご縁があって
福井市の順化公民館で行われている
俳句会に参加した。
先生は、加畑霜子先生。
本気モードの句会は、今回が初めて。
1人ではやや勇気が出ないため、
農園で一緒に俳句を作っている
すーちゃんを誘って二人で参加した。

今回参加されたメンバーは
僕らを入れて17名。
やや女性が多い会で、
高齢の方が多かった。
だが、俳句の内容はとても活き活きとしていて
とても勉強になった。
初めての参加だったが
前日まであれこれと悩んだ4句を投句。
披講では、
二人の方に特選を選んでいただいてしまった。
先生からも褒められちょっとご満悦。
すーちゃんは、いきなり初回から
先生の特選5句の1句として選ばれた!
すげー!!!ありえんね、普通は。
名前を伏せての選句なので
僕も彼女もとても名誉なことだった。

先生からも
「早くから始めた方が、良いところまで行くから絶対に続けなさい」と
激励していただいた。
僕はさておき、
彼女はセンスがいいというか
磨けば光る才能があるんだろう。
ま、それは僕も知ってたけどね。

句会というとなかなか
おもぐるしい雰囲気かと思いきや
とてもざっくばらんとした良い会だった。
結構緊張はしたけどね。
僕らが入ることで
それを喜んでくれた秀作句もあって
僕らも参加していて嬉しくなった。

ということで
今回栄誉を受けた句をここに記そう。

思い出の味を辿りつ種選ぶ  立崎安寿香
薄氷を踏む音かろし金曜日  田谷徹

俳句は本当に面白い。
17音の宇宙だ。





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3泊4日の東京出張は
とにかく人に会う出張だった。
もう20年の付き合いになる
師匠・白石さんと榊田さんに会い、
地域と農業とその次の未来について語り合い、
JICAでの面談はインドネシア研修事業の
次のステップの可能性を見出し、
全国農協青年組織協議会(全青協)の会議に
県代表として出席し、
県選出の国会議員さんたちに
自分たちが田んぼや畑で日々感じている
不安と期待をまとめたポリシーブックを説明し、
全青協の全国青年大会に出席し、
農水省と内閣府でグローバルチェーンと輸出の話を聞いて
終電にぎりぎり間に合って
福井に戻ってきた。
もう、へとへと。

そんで、
ほとんど確保されなかった睡眠と
朦朧とする意識の中で
一気に詰め込んだ知識と
ここであった人たちを取り巻く潮流に
感化されて、
それに反応して語った自分の意見に
自分がまた感化されたりして、
そんな中で、出た結論は、
「来月インドネシアに行く」
だった。

僕らの同時代性は
こうも上手くリンクしているのかと感じるくらい
インドネシアの研修卒業生の議論と
JICAとJAと内閣府との話は
別々に進んでいるはずだったのに
それがどれも同じ議論で
今その手当をしないといけない
という別に僕の利益に何にもならないのに
なんだか義務というか
それをやらないといけないような
そんな気分でインドネシア行きを決めた。

そう何かに背中を押されるように
卒業生の活動支援という
ローカルな活動だけを見ると
何もそれらのキーワードが
何もつながらないように見えるけど
輸出とグローバルチェーンと
小農のマーケティングと
農業における協同組合の意義と意味。
そんなぐちゃぐちゃを
もう少し混ぜ合わせて
僕もその中に飛び込む準備を
しようと思う。

もう少し冷静になって
考えがまとまったら
ちゃんと書こうと思うけど
3泊4日の出張の
詰め込まれたぐちゃぐちゃは
そのぐちゃぐちゃのまま
記録しようと思ってそのまま書いてみた。
以上。



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大学生のときに
ずいぶんとお世話になった方々と会う。
再会は6年ぶりだろうか。
僕は勝手にその方を
師匠として慕っている。
今もちょっとその傾向があるが、
当時お酒を飲むと
言動がぞんざいになって
ささくれていたどうしようもない僕を
見捨てずに
それどころかそれさえも
愛してくれた方々との
お酒は美味しかった。

インドネシアの大学院で
守田志郎に魅せられて
地域を夢見て、そして信じて
帰郷し、
今こうしてその地域の若手を束ねる
農協青壮年部の県の代表として
東京に出てきて
師匠に対峙した時に、
僕も思ってもみなかった言葉が
次々に口から飛び出した。
やっぱり地域なんて
背負うもんじゃなかった。
そんな類の言葉。
地域の足かせさえなくなれば
もっといろんなことができそうな
そんな気分だった。

40になっても
そんな半人前なことをいう僕に
師匠はまた道を示してくれた。
政治のこと
人間関係のこと
アンバランスなバランスのこと。
師匠はいつも現実的で
的確でそして優しい。

もうすぐ
県の代表の任も終わる。
僕ももう少し自由になる。
仲間は大事なので
それには尽くしたいと思うけど、
ある意味地域といった化け物は
置いていけるなら置いていきたい。
師匠の言う
付き合いの程度として
距離を置くときは置く。
今はインドネシアの活動が
いよいよ胎動期入り、
僕の意識もそこに多くを持って行きたいと
思う時期でもあり、
その意味ではすこし
距離を置くのもいいかもね。
ま、置かせてくれればだけど。



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今学期の最終テストを行った。
というのもインドネシア農業研修の話。
今学期は2つの授業があった。
「グローバリゼーションと農業」
「総合防除IPM」
の2つだったのだけど、
総合防除は最後まで行きつけず
テストはグローバリゼーションと農業のみとなった。
いろんな団体の役があって
会議や出張が多すぎたね。
とほほ。

さてその最終テストだが
お題はいたって簡単。
自分の地域で、グローバルな問題を取り上げ
それを分析し解決策を考えるというもの。
単純なだけに
1年生、2年生、3年生とその出来に
面白いほど差が出た。

まず1年生のイマン。
彼が取り上げたトピックは
彼の地域での巨大ダム建設。
その内容深くはここでは記述を割愛するが
彼の場合
情報は良く集めてきたと思うけど
それらの情報がお互いに矛盾を生み出していて
ロジックとして一本になっていなかった。
CO2が少ないはずのダム発電に対し、
水没した地域の有機物が出すCO2の総体が
温暖化につながるという話は、
地表でのサイクルの中でのCO2の総量に
変化が生まれないものなので
それをグローバルな問題として
フォーカス当てるのは如何なものか、と
ちょっと疑問が多い発表だった。
水没した地域の人たちの混乱や
生活の苦労は問題だと思うが
9万haの水利を得るために
3000haの農地が失われる点では
その損失にフォーカス当てるイマンの発表は
やや異質に映った。
情報の海でおぼれてしまったイマンは
及第点がもらえなかった。
ま、1年生だし、そんなもんか。

2年生のレンディは、
地元の地熱発電だった。
一所懸命調べたのは分かったが、
彼の前提は、
地熱発電所が地震を助長している、
という地元の都市伝説を信じ切っていて
それを裏付けるトンデモデータを
ネットで一所懸命調べて発表してしまっていた。
最終的には
地熱発電所はCO2をたくさん排出するから
地球温暖化につながっているという結論で
もう何もかも納得できないプレゼンだった。
科学って何なのか、そこから彼は勉強し直しだ。
ギター触っている暇があったら
もっと本を読んでほしい・・・。
もう残り1年しかないっていうのが
頭が痛いところだけど
今はこの発表をしっかり記録して
3年の最後にしてくれるであろう
素晴らしいプレゼンを、
つまりは彼の成長を楽しみたいね。
もちろん落第。

で、このままじゃ僕の心は穏やかじゃなかったけど
それを救ってくれたのは3年生のジャジャンだった。
彼のチョイスは中国とアセアンとの
域内自由貿易のACFTA。
中国からの農産物がなぜ安いのかを
構造的に説明することを試み
(その試み自体は、まぁ、成功とはいえないかな)
そのグローバルな要因と
では地元で何ができるのかの分析は
その深さというよりも
それらの手法が
授業で僕が最も伝えたいことを
踏襲してのプレゼンだった。
最終的には農協のような組織の立ち上げと
サプライチェーンを如何に短くするのか
といった議論に収斂され
3年生らしい
最後のプレゼンだった。
農業構造論で
事象を構造的に分析する方法を教え、
グローバリゼーションと農業では
グローバルの考えて
ローカルに行動するその視点を
身につけてほしいと願って
やって来たのだが、
そのどちらも
まだまだ粗削りだけど
しっかりとジャジャンには伝わっていた。
「もう研修を辞めて帰国したい」と
1年生の時にもめたジャジャンが
ここまでしっかりと成長してくれるのが
とてもうれしかった。
こういう瞬間を見せつけられるから
とてもストレスフルな研修で
いつももう辞めた!って投げ出したくなるんだけど、
やめられないんだな。

人が育つって
本当に面白い。
これにはまるとやめられなくなるね。




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アンビシ勉強会があったので記録しようか。
発表者は、インドネシア実習生で
今月帰国予定のジャジャン・ヘルディアン。
研修3年目の卒業研究を発表し
(内容の詳細はカテゴリ:ジャジャンを参照ください)
それに付属して日本での思い出と
帰国後のビジネスプランを話してくれた。

インドネシア実習生とは3年かけて
彼らの帰国後のアグリビジネスのプランを練り上げる。
と書くと何かすごい活動のようにも思えるが
なかなか画餅の域を出ない。
今回も僕から見れば
不完全燃焼という感じだ。
それはジャジャンに対する不満ではなく、
彼は良く頑張ったので
その頑張りには大いに称賛したいのだが
その頑張りに対して
僕の指導力不足が大きく影響し
彼の行きついたビジネスプランへの
不完全燃焼感になっている。
僕は僕に不満なのだ。

彼のプランは
ソシンというアブラナ科の周年栽培にある。
それは技術的に可能かどうかも問題だが
価格さえ維持できれば常勤で雇用が可能になるため
その経営の部分ではかなり話し合った。
出来る奴を雇えることが可能ならば
多少技術力が追い付かなくても
彼らの若さと勤勉さと労働力とが
それをカバーしてくれるのは
僕の目からも明らかで
それはそれほど心配していない。
では、何が不完全燃焼なのか。
それは、
その前提となる「価格を維持さえすれば」
に対する議論が深まっていないことだ。

インドネシアの小農は輸送力がない。
しかもコールドチェーンも脆弱だ。
農家レベルもそうだが
市場にもその施設はなく、
購入した一般家庭もまだまだ冷蔵庫の普及は
進んでいない。
たぶんそこは
もうすぐに整うのかもしれないけど、
ジャジャンがビジネスを始める頃は、
彼の想定している範囲内での市場では
まだまだその反応が得られないだろう。
ここに来て僕は
葉菜類が中距離の範囲でマーケットとして
成立する条件を簡単に考えすぎていたことに
気が付いたってわけ。
まったくこんなことにも気が付かないなんてね。
ダメさ加減に嫌になる。

ジャジャンは軽車両を買い
それで市場に運ぶいう単純なモデルで
価格維持の前提を埋めたつもりでいる。
たぶんそれでは埋まらないよ。
1月末に開いた先輩たちの勉強会で
もうその話は出ていたし
彼らもその壁に思いっきりぶち当たって
めり込んで身動きが取れないんだから。

帰ったらジャジャンは
卒業生たちの勉強会で発表する予定だ。
ジャジャンが言うには
今回の発表をそのままインドネシア語でやるという。
それならそれは面白い会になるね。
先輩からまだ始めてもいないけど
3年かけて練ったプランを
一瞬にしてぶち壊されるわけだから。
その会は、僕も参加を予定していて
打ちのめされるジャジャンと一緒に
僕も粉々に打ち砕かれる予定になっている。

ただ、幸運なのは
ジャジャンが帰ったら
それで終わりじゃないってことだ。
卒業生たちが開いてくれる勉強会を通じて
もう少しジャジャンとも歩いていきたい。
そんなことを想った
ジャジャンの最後の日本での勉強会だった。



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そうそう、これ記録忘れていた。
1月29日に耕志の会(Yayasan kuncup harapan tani)の
第6回通常総会を行った。

耕志の会とは、
農園たやで農業研修を受ける技能実習生を
支援する任意団体。
農園たやはもちろんそのコンセプトとして
人も野菜も地域も育てる農園を目指しているけど、
毎日の業務はやはり営利目的の
農産物生産にその比重はある。
それではなかなか研修というわけにもいかない。
営利団体が研修なんていうから
ついつい営利を優先して問題になるってことばかりだよね。
ということで、
農園ではそこを切り離して考えられるようにと
こうして任意団体を立ち上げて
研修での座学や見学や卒業研究の指導などを行い、
また卒業生の支援も行っていこうとしている。
外国人技能実習制度に足りない思想は
この辺りかもね。

さて、その第6回通常総会だが、
今回は資料作りにかなり苦労した。
会計を担当したレンディの計算が滅茶苦茶で
すわ!横領か!と一瞬焦ったけど、
その実、お金の出し入れはしっかりやってくれたのだけど
会計として計上する仕方が良くわからなかったらしい。
総会までには資料も間に合い
お金もちゃんと合っていた。
良かった。

今回の総会では
これまで行ってきた料理教室をやめることに決まった。
もともとインドネシア実習生たちが
健康診断を受けるたびに
引っかかるのがその始まりだった。
食生活が乱れていて
お菓子や揚げ物ばかり買って食べていて
よくよく聞くと
料理ができなくて、何でもかんでも食べている感じで
20代前半なのに
血液検査などで引っかかる始末。
その改善として
耕志の会の佐藤(農園たやのスタッフ)が
料理の勉強として3年前から指導してきた。
忙しい農園業務が終わってから
夜に行う料理教室で、
最初は賑わってもいたんだけど
だんだんお互いの情熱も冷めたようで
インドネシア実習生たちの態度は
「やらされている感」満載だった。
もともとは健康診断が引っかかった先輩たちが
いろいろと悩んで僕らと話し合いの中で
料理教室をしようって
みんなで決めたんだけどね。
あとから来た子たちには
それが義務みたいになってしまっていて
それでモティベーションも低かったというわけ。

僕らはそういう状態を
そのまま見逃したりしない。
意味を得ない研修を続けないのさ。
もちろんその意義は説明するが
その説明はすればするほどやはり義務にしかならない。
ということで、今回いったん止めることに決めた。
やりたいのなら近くの公民館で行っている
料理教室を紹介すると話したが
イマンは通っても良いと言っていたが
レンディは嫌がったので
今回はお流れ。
いいさ、またその方面で関心がわけば
やろうじゃないか。
僕からは諦めたりしないから大丈夫だよ。

その代りといってはなんだけど、
すーちゃん(農園スタッフ)から
日本語能力向上の提案があった。
漢字が全然読めないらしく、
研修の授業で使う教材(日本語)を理解するのが
大変らしいという
もっとも彼らの近くで物事を考えられる
彼女ならではの提案だった。
ということで、
今年度から小学校の漢字ドリルと国語のドリルを
買ってきてやってもらい
毎週簡単な試験をすることになった。
みんなもこれにはやる気があるようで
活動は承認された。
やらなきゃいけないことや
やった方がいいことは
他にも優先順位が高いものはあるけど
自主的にやる気があることをやろうじゃないか、ね!

で、日本語検定試験にも参加しようってなった。
その動機を後押しするために
N3級を合格したら、お祝い金も出すことになった。
こうして僕らの研修は
ちょっと停滞しても
その次のカタチを得て
進んでいく。
こういうのって大事だね。
技能実習制度をどうすれば研修になりますか?って
最近よく聞かれるけど
そんな難しいことはやってないんだよ。
僕みたいに対話が下手で
相手にプレッシャーばかりかけてしまうような
人間でもここまで出来るんだから
他の人だったら
もっと素敵な研修になると思うな。
技能実習制度は本当に反吐が出るくらい
どうしょうもないけど、
でもその機会を得てやって来た
インドネシアの彼らとの
この貴重な時間は、
その制度のせいで無駄にしちゃいけないのさ。
だから
今年も僕らは前に進む。

大丈夫、僕から諦めたりはしないから。




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P1310696.jpg

こんな日が来るなんて思わなかった。
といえば嘘になるか。
夢想はしていたけど
諦めてもいたし
勝手な期待は自分を傷つけるだけだから
と言い聞かせた時もあった。
でも、こんな日が来るなんてね。

それは農園の研修を卒業した
技能実習生たちが自主的勉強会を開き、
それに僕がSkypeで参加した事。
以前に長々と書いたエントリー、
年末年始のネットワーク作りで
卒業生たちがネットワークを作ろうと
盛り上がっていることは記録した。
そのネットワークの中で、
今回、記念すべき第一回の
勉強会が開かれた。
そこには
今まで僕が教えた
1期生から5期生までが顔をそろえ、
さらに意識ある高校生や大学のスタッフもいた。

今回の勉強会の発表は
1期生だったヘンドラ。
発表の内容はマーケティングについてだった。
マーケティングと書くと
なんだかすごいことをやっているようにも思えるが
彼の農産物を販売してきた経験からの話が中心だった。

ヘンドラは直接市場に持ち込まず
ブローカーへ販売をしている。
価格差は、市場価格と比べて
500ルピアだという。
市場の方が高く売れるのだが
買ってくれる市場内の商店や商人と
知り合いでない場合、販売は難しく、
また入荷量が多い場合は
その野菜を販売することすら難しいという。
その煩わしさが無いのが
ブローカーへの販売ということだ。
値段は500ルピア安いが
販売量に限度もない(上限が全くないことないだろうけど)。
販売に時間も取られないので
生産に集中できる。
この問題は僕らアンビシ勉強会でも
良く議題になるトピックだ。
生産者が必ず頭を悩ますテーマ
ともいえよう。
販売に力を入れようと思っても
大抵、自分か家族くらいでしか農業をやっていないので
その手間が出てこない。
でも単価は高くとりたいのなら
マーケティングしないと、と焦って
方々を営業に回り、イベントやマルシェにも出店する。
だが、販売に力を入れてマルシェを回っても
今度は生産が疎かになったりする。
注文を取っても
それだけ生産できなかったり。
またはその反対だったり。
そんな事ばかりだね。

ただヘンドラの言っていた
500ルピアの差額はちょっと気になる値段。
菜っ葉なら一束1500ルピアくらいが相場なので、
500ルピアも違うと、ちょっとブローカーは
暴利をむさぼっているようにも見えるね。

ディスカッションでは、
大学のスタッフの方から
日本での販売方法なんかをここで実践してほしいと
卒業生に要望があったり、
4期生のクスワントからは
新しい農業ビジネスが必要だという認識が語られたり。
実際にどうするべきかは、
話が進んでも五里霧中だった。
僕もアドバイスを求められたけど、
気の利いたことは言えず、
さっぱりダメおやじの体で座っていた。

ただ聞いていて思ったのが、
「それって農協じゃだめ?」ってこと。
委託販売では、ちょっとやっていけないけど、
買い取りして販売をしてくれる組織で、
自分の取り分を多くとっちゃうような
ブローカーじゃなくて、
農家の利益のために動ける組織って
みんな笑うかもしれないけど
農協なんじゃないかって。
少なくとも農業協同組合の理念には
そう謳われているよ。
今のカタチの農協が
そんな力も機能もないっていう人も多いだろうし
僕もそこに過度な期待はないけど、
でも初期の頃、
そう、まだぜい弱な市場と流通と
小農を代表する組織もなかった
そんな時代の、
もちろん日本じゃ、
そんな歴史も経験もないかもしれないけど、
そういう場合には
協同組合って案外悪くない気もしないでもない。

ただインドネシア語の語学力が
崩壊してしまっている現状と
協同組合の歴史も仕組みも
インドネシアでの法整備も
全く分からない現状では
僕の思いつきを会議の中で伝えることは出来ず、
1回目の会議は終了した。
ただの思いつきで終わるかもしれないけど、
でも、そういう農家に代わって販売する組織は
やっぱり絶対に必要だと
強く感じた。

Skypeを通じて会議に出られるなんてね。
福井の田舎に居ながらにして
彼らとこうしてまた問題点を共有し
一緒に歩めるという贅沢。
勢いのある彼らの勉強会は
感動と感慨深さがあった。
あああ、インドネシアは本当に発展するんだねって。
そしてそれと同時に
僕に能力が無ければそれでもう
お払い箱になってしまうような
そんな怖さもあった。
錆びついた語学力と
時代遅れになりつつある自分の学問。
ここからが僕が本当にやりたかったことなんだから、
僕もここが正念場だ。
僕もまた必死に彼らについていこう。
そう覚悟を決めた勉強会だった。




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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

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