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昨年の12月、定植した玉ねぎを収穫。
周りは11月に定植するのに、うちは12月。
まわりからは遅いと言われるが、
あまり気にしない。
とっておきの栽培法があるから、大丈夫なのだ。
(栽培法はヒミツ♪)


今年は、
1月2月が大雪だったが、それにも耐え、
丸々と太った美味しそうな玉ねぎがたくさん取れた。


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新玉ねぎの時にしか、味わえない料理がある。
それは、玉ねぎのポタージュ。
口の中で泡がとけるような食感は、
この新玉ねぎの時期にしか味わえない。
妻がさっそくとろけるようなポタージュを
作ってくれた。
トッピングしたイタリアンパセリが
アクセントになり、
今年のポタージュもまた、
格別な味だった。



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5月16日の勉強会の記録。
福井の園芸農家のホープ、耕三君の番。
農業経験の豊富な若手の勉強会参加は大歓迎!

読んだ本は、これ。
『炭 とことん活用読本』:土、作物を変える不思議パワー。

農業において、現場では土壌改良に炭を良く使う。
だが、その炭が一体どういう作用をして、
何に効いているのかは、良く解らない人も多い(&良く解ってもいない)。

だが、科学が産声を上げる前から、
先人たちは、経験と観察から炭の力は見抜いていた。
樹齢何百年もの鎮守の木の根元に、炭が敷き詰められていた、
というのは全国的に良くある話なのだ。

さて、その炭、一体何が良いのか。
耕三君のプレゼンでは、微生物とミネラルと音波(?)とあった。
炭は、無数の小さな孔があり、
そこに植物との共生菌が住みつく、というもの。
孔を引き延ばしていけば、1gで70坪にもなるほどの
表面積を含んでいる。
炭自体には栄養素がほとんどないのだが、
微量の養分で育つ根粒菌が住みつき、
栄養がたまり出した後に、多くの微生物が住みつくのだとか。
また鉄・カルシウム・マグネシウムなどの微量要素は多いため、
作物にミネラルを与えられる。
さらには、東京大学名誉教授の松橋先生の意見では、
太陽からくる赤外線などを炭が超音波に換えて、
それに反応して、微生物たちが炭に集まってくるという
ユニークなものもあった。

余談だが、このプレゼンを聞いていて、
その昔、父と祖父が、
『電子農法』で高名な先生が福井に来た時に、
畑まで来てもらって、その畑のあちこちに炭を埋め込んだ、
という逸話を思い出した。
効果のほどは良く解らないが、
炭にはそんな不思議な力を思わせるような
魅力があるのだろう。

確かに、炭と微生物の関係は深い。
土づくりも多用される。
それは、つまるところ、土づくりとは微生物の関係づくりだからだろう。
ティースプーン1杯の土に数億もの微生物が存在する。
それを支える炭。
耕三君は、
「炭を使うことで、森や山も手入れでき、間伐材の利用にもつながり、さらに土も肥えていく。そんな炭を自分の農業でどんどん利用していきたい」
と締めくくってくれた。

僕も同感である。


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日曜日は、ふくい若者チャレンジの審査員をする。
福井県が若者のチャレンジに資金を援助するもので、
県内外や海外でのチャレンジも応援する取り組み。

県内でのプロジェクトには20万。
県外でのプロジェクトには50万。
そして海外での武者修行に100万円という太っ腹。

その内、県内と県外のプロジェクト13件から6件を選ぶ審査に
昨年同様、審査員として参加した。

婚活イベントや大規模合コン、子供たちと街の良さ発見、
さらには海辺でトワイライトのジャズイベント(白井淳夫)まで、
多彩かつ若い人のエネルギッシュな発表が続いた。

昨年同様、僕はその勢いある発表を聞きながら、
なぜ、僕は審査員の席に座っているのだろうか?と
疑問に思う。
なぜ、僕はこの発表に参加していないのだろうか?と。

たしかに、年齢制限に引っかかって、
僕はこのコンペには直接参加できない。
だからといって、モノの解ったような顔をして
審査員席に居ていいものだろうか。

このコンペの趣旨に合うような活動ではないかもしれないが、
僕も、インドネシア農村開発を含めた
今の研修事業を勝手に行っている。
外と内の境界を曖昧にしていき、
風(よそ者)と土(地元の人)が織りなす風土を
夢見る。
農民の連帯なんて国際的にはあり得ない、と
ボゴールの大学院では先生や学友に批判されたことを
僕は今、少しずつだが行い、
そしてその批判通りの失敗も繰り返しながら、
前進させている。

それがどう自分たちの地域づくりにリンクするのか、
という疑問に答えを出せないまま5年が過ぎて、
研修卒業生のバックアップもなかなか進まない。

が、今日は、
若い人たちの(といってもほとんど同年代だけど)、
活動プレゼンを聞いて、
僕も立ち止まらず、さらに加速していこうと思った。

余談だが、
プレゼンの質にずいぶんと差があったように思う。
今の大学生は、学校でも随分とプレゼンを習うようで、
まとまっていて解りやすかった。
逆に社会人のプレゼンは、良いものもあったが、
時間配分ミスやまとまりのないものも少なくなかった。
こういったコンペは計画書よりもプレゼンが
モノを言う。
自戒も含めて、プレゼン能力を大切さを感じた1日だった。





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金時草にアブラムシが大量に発生した。
乾燥気味のお天気だったからだろうが、
こちらの予測以上のスピードで、
アブラムシは増えていた。

これはさすがに防除しなければと思っていたのだが、
圃場をよくよく観察すると、
アブラムシの発生と同時に、
ヒラタアブの幼虫も大量に発生していた。

このヒラタアブの幼虫の食欲はすさまじい。
アブラムシのコロニーを全滅させてしまうほどの食欲。
しかも、次から次へとそのコロニーを狙って移動する。
そのスピードも速い。

これらの幼虫がさなぎになるころまで、
散布は一端控えよう。
散布するにしても、
接触毒の弱い、天敵に効果が薄い農薬を選ばねば。
ヒラタアブは、農薬に過敏で、
アブラムシが全滅する前に、彼ら彼女らが先に消えてしまうのだ。

ヒラタアブが活躍するのは、夏前のこの時期のみ。
暑くなれば、彼ら彼女らは影をひそめてしまう。
その次は、ヒメハナカメムシ類が出てくるのだけど、
それはもう少し先。

さて、
暑くなるまでのしばらくは、
この圃場は、ヒラタアブに任せることにしよう。
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最近、ブログが勉強会の記録に
追っかけられている気がする。。。

でも、「明日の風は読めないけど、今日の風は記録しよう」と
言うことで、勉強会の記録を淡々と。

5月9日(水)に行われた勉強会では、
集落の若手ホープである小西くん。
本は、
永井孝尚 著 「100円のコーラを1000円で売る方法」。

100円のコーラが1000円になる方法があるのなら、
それを使えば、
小西くんが作っている100円のキャベツが
1000円になる!?と思って読んだのだとか。

ネタバレになるが、
この本では、100円のコーラが1000円になるには、
5つ星の超高級ホテルのスイートで、
ルームサービスにコーラを出せば、1000円とのことだった。

そりゃそーだって思った方、要注意(特に農家)。
モノの生産と、その消費の間にあるバリューチェーンでは、
常に新しい価値が、そのモノの周りに創出されている。
その多くが、“サービス”。

僕ら生産者に良くある落とし穴は、
良い物作っているんだから、もっと良い物だと説明できれば
高く売れるんじゃないかって思っている事。
その説明が買い手にとってサービスになれば、
確かに、価値は高まるだろう。
でもそんなことはどこでも当てはまるもんじゃない。
それが可能になる適当な場所と時間を確保できなきゃ、
やはり、そのこだわり自体は価値でもなんでもない。
買い手も皆、その情報を期待しているわけでもないし。
情報であふれる今の世の中、
小手先の情報は、逆に迷惑がられる方が多い。

小西くんのプレゼンでは、
この本では、
顧客が望んでいて、他が提供できない、自分が提供できる価値を
「バリュープロポジション」と言い、
その視点で、顧客本人も気が付いていないような価値を
見つけられるかが大切とのこと。
顧客は、自分のニーズに明確な答えを持っているわけじゃなく、
そのニーズのヒントしか与えてくれないのだ。

だとすると、まず自分オンリーの価値創出が演出できなきゃ無理。
小西ブランドがあるとか、
小西くんは有名な自然栽培の実践者だとか、
小西くんがシニア野菜ソムリエ(ジュニアはみんな持っている)の
資格を持っているとか、
小西くんは農家でありながら、
凄腕のシェフだとか。
そういった皆が共有しやすい価値を
しかも自分オンリーの価値として演出し、
場所と買い手が揃えば、
間違いなく、君のキャベツは1000円だと思う。

僕ら農民は、
もっとサービスに目を向けるべきなんだろう。

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今年もズッキーニが大量に取れる季節が来た!
炒め物やオムレツに
フリットやグリル、
またまたラタトゥユ。
本当にいろんな楽しみ方のある野菜。
収穫しているだけでお腹が空いてくる野菜。

そんなズッキーニ。
最近の一番のお気に入りは、生食。
薄く切ってサラダで楽しむ。

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沢山取れだしたこの日、
持ち帰ったズッキーニを妻が
魚と一緒にカルパッチョにしてくれた。

ミントをみじん切りにして、ソースに絡めると
パイナップルのような香りと風味に。
ミントには、確かにパイナップルミントがあるが、
今回使ったのは、クールミント。
でも、ビネガーと合わせると、パイナップルのような
甘い香りが立ち、とても美味しいソースになった。
パリッとした食感の生ズッキーニと、
ミントソースの組み合わせが、とても清々しく、
初夏らしい楽しい食卓になった。


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有志の勉強会の記録。
5月2日に行われた勉強会は、
倉友くんの発表だった。

本は、これ。
コンパニオンプランツ(やさい畑 2011年春準備号より)。

コンパニオンプランツとは、一緒に畑に植えることで、
お互いの生長を促進したり、害虫や病気にかかりにくくなる
栽培上の組み合わせの植物のこと。

倉友君は、自然栽培を志している。
農薬や肥料を使わなくとも、コンパニオンプランツを駆使することで、
生育を良くしたり、病害虫を防いだりしたいようだった。

コンパニオンプランツが、
どうして生育を良くしたり、病害虫を防いでくれるかは、
それぞれの組み合わせの持つメカニズムによって違う。

根系に住む微生物類が豊富になることで、生育を良くしたり、
はびこる害虫の種類が違うことで、
ジェネラリスト天敵(クモ類など)が増えたり、
忌避効果やアレロパシーなども要因として考えられる。

倉友君が紹介してくれた、この手の記事に対して、
僕はやや違和感がある。
それは、組み合わせなどが一覧表になっていて、
組み合わせの手法重視のスタイルばかりが
散見されるからだ。
どの組み合わせが、効果があるのかは、
農家にとってとても大切だが、
それがどのメカニズムから発動されるものなのかが、
ほとんど説明されていない。
だから圃場で混乱する。

バジルとトマトの組み合わせでは、
トマトの味が美味しくなる、と書かれたものがあったが、
「美味しい」という主観は人によって違う。
一緒に植えることでどの成分が増えるのかも不明。
さらに、僕が圃場で観察し、論文精査したところでは、
トマトの夏のハウス栽培では、通常よりも気温が高く、
トマトにつくアザミウマやコナジラミの天敵である
カメムシ類が夏バテしやすくなる。
しかしバジルの花の花粉が、そのカメムシ類にとって
とても重要な栄養源になり、不活性化を防ぐ効果があるのだ。
その効果を期待する場合、
バジルは花を咲かせていないと効果は無いし、
カメムシ類が移動する範囲以内に
バジルを混稙しなければいけない。
同時に、夏バテ回避のためのハウス内の温度管理も重要だろう。
そして、農薬散布もカメムシ類に殺虫効果のない選択性農薬を
選ばないといけない。
天敵ばかりが増えて、害虫が居なくなれば、当然天敵も減る。
そのためのエサ(トマトに害のない虫)を用意するために、
同時にバンカープランツなどで増やしておく必要もある。

何かを切って貼ってのような
機械論的な自然の捉え方では、見えてこない世界がそこにはある。
相互に係り合いを持ちながら、均衡を図る自然。
ゆらぎと動的平衡の深い自然への理解の中で、
僕らは、利用できそうな輪作や昆作を実践していきたい。


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有志の勉強会の記録が遅れがち。
ここらで一気にcatch up。
ということで、
4月25日の記録をしよう。

最近、個性的なメンバーも増えてきて、
勉強会もなかなか面白い発表が多くなってきている。
今回記録するのは、勝山のラブリー牧場で研修中の山本君。
彼もその個性的なメンバーの1人。

プレゼンしてくれた本は、
マーク・ボイル 著 「ぼくはお金を使わずに生きることにした」。

英国人の著者が、イギリスで1年間お金を一切使わずに生きたルポ。
トレーラーハウスに住み、
移動は自転車。
衣服や必需品は物々交換で手に入れ、
自然界からの採集やスキッピング(ゴミあさり)で、
食料を得て、
薪ストーブで暖と調理をする。
ボールペンすらキノコからインクを作るというこだわりよう。
お金を使わずに生きるサバイバルな情報にあふれる本らしいが、
僕がこのプレゼンで括目したいのが、
マークが決めた金無し生活のルール。
それは2つ。
「ペイフォワード」と「尊重」。
ペイフォワードは、
良いことをしたら、それを自分に返してもらうのではなく、
他の誰かにしていくという良いことの連鎖。
映画でもおなじみの考え方。

マークの体験から生み出された
これらの2つルールは、
お金を介することで交換可能だったすべての関係が、
お金を使わないと決めたことで、交換不可能になり、
お金で見失っていた人間関係の復権だったのだと思う。
実は僕らは、交換不可能な社会的関係が
たくさんあるにもかかわらず、
あまりにもお金が便利になりすぎて、
その交換不可能が交換可能に一時的に、
しかも社会的に取り決めてしまっているにすぎない。
そのルールから自らはみ出すことで、
もう一度、その関係を浮き彫りにしようというのが、
マークの意図するところじゃないだろうか。

この本を
お金を使わずとも生きていく方法、
もしくは、サバイバル情報本として読んでしまえば、
良質のルポが語る交換不可能な関係に気が付かないままになるだろう。
前回の使用価値と交換価値の僕のプレゼンと合わせて、
よくよく考えてほしいテーマだと思う。

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これまでインドネシアの研修の座学は、
昼休みに行っていた。
が、しかし、
今年は研修生が2名来て、4名になり、
その4名のそれぞれの月間レポートを指導していると
今まで通りでは時間が足りなくなってしまった。
そこで、研修生と話し合い、
朝も座学をやろうというはめに・・・。

現在、4名の研修生が居る。
研修3年生は、タタン君。
研修2年生は、クスワント君。
研修1年生は、イラ君とカダルスマン君。

以前も書いたが、月間レポートではそれぞれの帰国後の夢を
明確にし、その夢に向かって課題を設定し、
それを毎月学習してもらう「夢加速式レポート」でやっている。

夢加速式レポート


3年生のタタン君は、多様な果樹栽培を中心とし、
その産物を販売する直売所やレストラン経営に
関心を持っている。

2年生のクスワント君は、林業と果樹と野菜栽培の組み合わせで、
アグロフォレストリー(Wanatani)での営農を目指している。
それに合わせたカフェ経営も少し考えている様子。

と、結構具体的になってきているこの「夢加速式レポート」。
では、4月から本格的に研修入りした1年生はどうか。

イラ君は、僕の主力野菜であるベビーリーフに着目している。
インドネシアでもベビーリーフをやりたいと意気込む。

カダルスマン君は、トウガラシ栽培をしたいと言っていた。
トウガラシは、インドネシアの食卓では無くてはならないモノで、
その消費量が多いことが魅力だと話してくれた。

2,3年生と1年生との間での意識の違いは、すごくはっきりしている。
クスワント君もタタン君も来た当初は、
栽培品目にこだわっていた。
でも、地元の資源を考察する授業や社会的起業の授業などを通して、
また月間レポートでディスカッションしている内に、
資源をどう活かすか、と、
その資源を含めた地元をお客さんにどうプレゼンテーションするか、
という視点で考えるようになってきている。

協力隊の時や留学の時からいつも感じていたことは、
どうしても農家は、「栽培」からスタートしてしまうのだ。
技術的なことも含めて、栽培学的に考えてしまう癖がある。
売ることや食べることからスタートがなかなかきれない。

イラ君のベビーリーフもカダルスマン君のトウガラシも、
今はそれで良いが、
地元の資源にもっと目を向け、
その活用が、ある幸せを提供する種として、
その活用が、ある問題を解決する種として、
それがビジネスとしてやっていける中で、
それぞれの「栽培」であってほしいと僕は思う。

まぁ、それは僕自身にも問われていることだが。


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露地の畑の作業が遅れている。
僕がナマケモノだというのは、
すでに当初から計画に織り込み済みなので、
原因はそれではない。

露地の畑の主力は、減反の田んぼ。
その減反の田んぼは、僕の田んぼじゃない。
全部、よその田んぼばかり。
減反しても転作する手間があまりない人から
畑作に向いている田んぼを借りて、
ここ3年ばかりは、露地野菜を充実させてきた。

昨年まで、集落の3軒の家から
露地用の畑として田んぼを借りていたのだが、
貸し手の方々の意向で、その内2軒分を返還した。
それが想定外だった。

理由は2軒とも違うが、
その内、大きな田んぼを快く貸してくれていた人からは、
「ばあさんが『徹ちゃんは作り方が汚い』っていうんや」と
言われて、この4月になって
急に貸してくれなくなった。

僕の露地の畑は、確かに草が多い。
除草はするが、麦やソルゴーなどを生やして、
虫が住みつきやすい環境を作っているからでもある。
それを作り方が汚い、と言うのであれば、しょうがない。
バンカープランツなどとカッコいいことは言っているが、
どうしても草だらけになることは否めない。
麦やソルゴーの間から草は生えるし、
その頼みの麦も8月になれば枯れてしまう。
見た目はやはり草むらだろう。

田んぼの除草で苦労の経験がある年寄りには、
とても耐えられんのだろう。
今は、田んぼの除草剤もずいぶん良くなって、
露地で出た草もあまり気にならないのだが、
そんなことを言っても、田んぼに
僕らでは理解できない価値を求めてきた
年寄りには通用しない。

こうして計画していた田んぼが急に使えなくなり、
自分の田んぼを急きょ畑にしようとしているのだが、
耕起が遅れた分、畑の準備も遅れてしまっている。
それぞれの価値に敏感でありたいと思いながらも、
古臭いと思ってしまう昔の田んぼの価値が、
今もまだムラの中では息づいていることに
半ば目を背けて、
営農してきた僕自身がナマケモノだったのだ。
それを織り込み済みじゃなかったことが、原因か。

生物多様性などと言葉は良いが、
結局現場では、そんなきれいごとなんて共有されない。
雑多な農業への情念の間で、
とにかく僕は、今年予定していた畑を失い、
そしてその代わりを準備するのに大慌てしているのである。



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夏野菜の準備も着々と進んでいる。
今日は、ズッキーニとレタスを定植する。

定植の仕方は、上記の写真の通り。
ズッキーニとレタスを交互に定植。

まぁ、この辺ではあまり見かけないやり方。

まだ記録していないが、
先日の勉強会でコンパニオンプランツの話題になった。
すっごくざっくり言うと、
混稙したり、近くに植えることで
お互いを助け合うという植物のこと。

その助け合いに、機能的な差があり、
効果がはっきりしないモノも多い。

このコンパニオンプランツは、これまでいろいろと試したが、
あまり芳しい結果を得られなかった。
ただ、この取り組みで分かったことは、
土地の利用効率や作業効率をあげつつ、
混稙することで特定の害虫だけが
繁栄しないことも分かった。

レタスとズッキーニはその例の一つ。
レタスに着く虫と菌が、ズッキーニとはやや違う。
さらに、ズッキーニは、その植物体がずいぶんと大きくなるので
畝間が近いと作業効率が悪くなる。
レタスは生長が早いので、
レタスの収穫後にズッキーニが収穫最盛期を迎えるので、
広い畝間で作業が出来るのである。

病害虫を抑えつつ、
作業効率も上げる。
そんな理想的な組み合わせはあまりないけど、
最近ようやくつかみかけたように思う。





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根セロリの収穫が再び始まる。
なかなか売れない野菜の一つだけど、
香りと食感がとても好きで、作り続けている。
今回は露地モノ。

3月のハウスモノと違って、
とにかく、スジが多い。
かなり厚めに切らないと、口にスジが残ることも。

でもでも、香りはハウスモノよりも強く、
風味も良い。
ピューレにするのなら、そのスジも気にならないし、
香りも良いので、向いていると思う。

今回は、妻が1年に1回と宣言して
豚肉を巻いてカツにしてくれた。

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一口食べると、トロリとした根セロリの味。
レモンなどの柑橘との相性は抜群!

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播種してから収穫までの期間が長く、
しかも、一般うけしないこの野菜。
でも、この美味しさがたまらないので、
たぶんこれからも作り続けるんだろうと思う。





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今年はやたらと肩書が立派な人が来園する年だ。

今回は、
「アメリカ国務省」だった。

国務省としての正式な訪問ではなく、
あくまでも個人的な訪問だけど。
47都道府県の農家をインタビューして歩いているとのこと。

そのブログへのリンクはこちら

とても日本語が堪能で、
この後、大使館勤務とのこと。
日本研究でもされている方かと思いきや、
これまで中東やインドに派遣されていたとのこと。
多言語が堪能だっていうのは羨ましい。。。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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です。
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