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日本人農業研修生との勉強会。
今は、青山浩子 著 「強い農業をつくる」を
みんなで読んでいる。
この本では、農業の様々な先進事例を紹介していて
なかなか面白い。
書評は書こう書こうと思っているのだが、
まだ書けていない本の1冊。

さて、その本の
序章と1章を読んで、それぞれ採用してみたいこと
また事例に対する批判などを
簡単にレポートにまとめてもらい、
それを勉強会でディスカッションした。

この本の1章では、安全を常に意識せよ、という
表題がついているように
食の安心安全への取り組み事例が紹介されている。
天敵農薬の事例、JGAP(Japan Good Agricultural Practice)を取り入れる事例、
トレーサビリティ、硝酸濃度を考慮した販売戦略などなど多彩。
その中でも、JGAPへの興味や批判が
研修生のレポートの中で集中した。
つまり、そういう農業に関心があり、かつ、疑問もあるというわけか。
そして、たぶんそれは今の僕の農園でのやり方が
それと大きく関係しているからでもあろう。

僕の農園では、僕と父が中心となって
農作業の段取りを行っている。
僕か父が指示を出さないと、皆は動けないのが現状でもある。
それぞれが考えて、それぞれの部門で動けるようにしたいのだが
僕にはそのアイディアがいまいちない。
たぶんそんな職場環境が研修生の
レポートに反映しているのかもしれない。

それぞれの作物の栽培に関して、
作業工程の明文化は、そこまで必要なものかどうか
僕も少し迷うところはあるが、
勘と経験に頼る農業ではいけない、と
林君に指摘されるまでもなく、僕も思っている。
誰がやっても、ある程度の品質になるような
そんな作業工程というか知識の共有化が
必要なことは感じている。
そういう意味では、僕がイメージしているのは
GAPではなく、ナレッジマネジメントと言ったほうがいいだろう。
ま、呼び方やカテゴリがなんであれ、
知識と経験の共有化が、
目下、僕の農業の目指す一つの道であることは間違いない。
研修生とのディスカッションで
それに改めて気付かされた。

共有化にかんしてだが、
太田君の以前の経験から
日報などは書いても、ルーティン化されていて
あまり活用していなかった、とのこと。
ただ、月ごとの作業内容を簡単にまとめたものがあり
今月やることが明文化されていたものは
わかりやすかった、とのこと。
今月の作業として何があるのかをわかっていれば
人は自ら考えて動けるようになる。
農業の現場だけではないだろうが、
人が自ら動けるような場を
動けなくしているような足枷をどんどん外していくことこそ
大事なんだろう。
この毎月の作業内容をまとめたものは、すぐにでも採用したい。

そういえば、協力隊の時も
カウンターパートであれ、
農家であれ、
普及員であれ、
こうした知識の共有と
それぞれがそれぞれに同じ目的に向かって
動けるような仕組みが必要だと
よく議論していた。
つまり、あの時から、論点は変わっていないということか。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

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メールは
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