農園では自主的な勉強会が
各種おこなわれている。
その一つが、青年海外協力隊で
インドネシアを目指す坂本くん(もっちゃん)の
インドネシア語の授業。
その講師役は、今度協力隊で
インドネシアに行くすーちゃん。
彼女はインドネシア留学経験があって
大学時代にインドネシア語の授業も
取っていて
語学資格も持っている本格派。
その授業にはインドネシアの
研修生も参加し
ネイティブな発音や微妙なニュアンスも
一緒に議論出来てしまうという
かなり贅沢な場だ。

教材はいろいろなものを使っているが
たまにインドネシアの有力紙コンパスの
記事を輪読したりもする。
昨日読んだ記事は
こんな記事だった。

Terus Turun, Pangsa Pertanian Terhadap Perekonomian Nasional

「経済に対する農業分野の割合の減少」と
いうタイトル。
内容は、農地の減少と農業人口の減少、
そして国内総生産に対して農業分野の貢献度が
減少し続けているという論調。

こういう記事はたまに日本でも
見かけるね。
まさにミスリードと言って良い記事。
ちなみにこの記事では
最後の締めがなぜか
市場の価格決定が独占的に行われている事等に
問題をすり替えて批判的に書いて〆ている。

選んだ記事が悪かったけど
これを鵜呑みにすれば危ないので
輪読後に少し議論をした。

1990年には農業分野は
GDPに対して22.9%あったが
2016年には13.45%に落ち込んだ。
農業人口の総人口に対する割合は
1990年に55.1%であったが
2016年には31.9%だという。
しかし、その間の経済成長を考えれば
その分、他の分野の伸びが合った事や
1人当たりの生産性は上がっているし
農業分野全体の成長については
言及していない。
ちなみに
日本では農業分野のGDPに占める割合は
0.8%程度。

ただ危機感をあおるような数字を羅列する割には
それで何が危機なのかを明記していないのが
なんとも肩透かしな記事だった。
最初のタイトルと
写真が農地売却の写真だったので
てっきりジャワ都市近郊の優良農地の減少による
農業生産効率の減少の話かと思ったのだが・・・。

ま、インドネシア語を学びながら
農業構造を考えて
ミスリードかどうか判断できるようにという意味では
とても勉強になる教材でした。



そうそう、これ記録忘れていた。
1月29日に耕志の会(Yayasan kuncup harapan tani)の
第6回通常総会を行った。

耕志の会とは、
農園たやで農業研修を受ける技能実習生を
支援する任意団体。
農園たやはもちろんそのコンセプトとして
人も野菜も地域も育てる農園を目指しているけど、
毎日の業務はやはり営利目的の
農産物生産にその比重はある。
それではなかなか研修というわけにもいかない。
営利団体が研修なんていうから
ついつい営利を優先して問題になるってことばかりだよね。
ということで、
農園ではそこを切り離して考えられるようにと
こうして任意団体を立ち上げて
研修での座学や見学や卒業研究の指導などを行い、
また卒業生の支援も行っていこうとしている。
外国人技能実習制度に足りない思想は
この辺りかもね。

さて、その第6回通常総会だが、
今回は資料作りにかなり苦労した。
会計を担当したレンディの計算が滅茶苦茶で
すわ!横領か!と一瞬焦ったけど、
その実、お金の出し入れはしっかりやってくれたのだけど
会計として計上する仕方が良くわからなかったらしい。
総会までには資料も間に合い
お金もちゃんと合っていた。
良かった。

今回の総会では
これまで行ってきた料理教室をやめることに決まった。
もともとインドネシア実習生たちが
健康診断を受けるたびに
引っかかるのがその始まりだった。
食生活が乱れていて
お菓子や揚げ物ばかり買って食べていて
よくよく聞くと
料理ができなくて、何でもかんでも食べている感じで
20代前半なのに
血液検査などで引っかかる始末。
その改善として
耕志の会の佐藤(農園たやのスタッフ)が
料理の勉強として3年前から指導してきた。
忙しい農園業務が終わってから
夜に行う料理教室で、
最初は賑わってもいたんだけど
だんだんお互いの情熱も冷めたようで
インドネシア実習生たちの態度は
「やらされている感」満載だった。
もともとは健康診断が引っかかった先輩たちが
いろいろと悩んで僕らと話し合いの中で
料理教室をしようって
みんなで決めたんだけどね。
あとから来た子たちには
それが義務みたいになってしまっていて
それでモティベーションも低かったというわけ。

僕らはそういう状態を
そのまま見逃したりしない。
意味を得ない研修を続けないのさ。
もちろんその意義は説明するが
その説明はすればするほどやはり義務にしかならない。
ということで、今回いったん止めることに決めた。
やりたいのなら近くの公民館で行っている
料理教室を紹介すると話したが
イマンは通っても良いと言っていたが
レンディは嫌がったので
今回はお流れ。
いいさ、またその方面で関心がわけば
やろうじゃないか。
僕からは諦めたりしないから大丈夫だよ。

その代りといってはなんだけど、
すーちゃん(農園スタッフ)から
日本語能力向上の提案があった。
漢字が全然読めないらしく、
研修の授業で使う教材(日本語)を理解するのが
大変らしいという
もっとも彼らの近くで物事を考えられる
彼女ならではの提案だった。
ということで、
今年度から小学校の漢字ドリルと国語のドリルを
買ってきてやってもらい
毎週簡単な試験をすることになった。
みんなもこれにはやる気があるようで
活動は承認された。
やらなきゃいけないことや
やった方がいいことは
他にも優先順位が高いものはあるけど
自主的にやる気があることをやろうじゃないか、ね!

で、日本語検定試験にも参加しようってなった。
その動機を後押しするために
N3級を合格したら、お祝い金も出すことになった。
こうして僕らの研修は
ちょっと停滞しても
その次のカタチを得て
進んでいく。
こういうのって大事だね。
技能実習制度をどうすれば研修になりますか?って
最近よく聞かれるけど
そんな難しいことはやってないんだよ。
僕みたいに対話が下手で
相手にプレッシャーばかりかけてしまうような
人間でもここまで出来るんだから
他の人だったら
もっと素敵な研修になると思うな。
技能実習制度は本当に反吐が出るくらい
どうしょうもないけど、
でもその機会を得てやって来た
インドネシアの彼らとの
この貴重な時間は、
その制度のせいで無駄にしちゃいけないのさ。
だから
今年も僕らは前に進む。

大丈夫、僕から諦めたりはしないから。




この時期は
総会の季節。
JA青壮年部も女性部も
総会の度に呼ばれる。
事業活動報告、収支報告、
活動計画、予算案、
そして役員改選。
どれも大事な報告と内容なのだが、
ちょっと連続して続くと
満腹感はあるね。
ま、そういう役職なんだから
仕方ないか。

で、そんな状況なのに
農園のインドネシア実習生とスタッフ有志で
運営している「耕志の会」の総会も
今月末に予定されている。

先日、その総会資料を検討する
会議を開いた。
この会で僕は会長職なのだが、
会計や事務はすべてインドネシアの子が担当する。
数十万になる予算も
インドネシアの子が会計の一切を行う。
この話をすると驚かれる方も多いが、
お金はこの5年間で1円も合わないことは
一度もないのだ。
自主的な運営と
インドネシアのムシャワラ的な総意による決定と
民主主義が、運営を健全にする。
と信じている。

さて、その会議で
今年会計のレンディから会計報告があった。
きちっと記録された領収書の記録と
銀行の残金、そして手持ちの現金と
見せてもらい、
今年も良くできました、と思っていた。
が、収支と支出の合計が
違う数字になっているじゃないか???

みんなですべてを計算してみると
やはり合わない。
そもれ10万円以上も・・・。
これにはちょっと焦った。
で、各項目の数字を良く見てみると
消化しなかった余剰金を
繰越金として処理していないことが判明。
どうもレンディは「繰越金」の意味が
分からなかったらしい。
それが分かると
張りつめていた空気が緩んだ。
一同ホッとして、
もう一度計算しなおした。
これで合うだろうね~、と
和やかな空気も一時的だった。
計算すると、今度は2,858円合わない。
今度は足りないのじゃなくて、
現金がその分多いのだ。
このお金はどこから来たのだ????
会議の時間はここでタイムアップ。

しょうがないので、
昨夜、僕とレンディと
来年度会計役をやるイマンの3人が
すべての資料を持ち寄って
計算をし直すことに。
うー、他にやらないといけないことが
多くて忙しいのにぃぃ。

昨夜の会議までに
レンディは資料を作り直してきた。
2,858円の誤差まで計算していた前回だったのに
今回の資料では12万円も計算が合っていなかった。
もうレンディの頭は大混乱しているんだろう。
そこから始まった資料精査は
かなり時間がかかった。
結果、142円の領収書の計上漏れを発見。
繰越金の考え方も一から教えた。
インドネシアでは予算消化できなかったお金って
繰越金として計上しないのかしら???って
思うくらい二人ともその存在を知らなった。
どんな会計をやって来たんだ?きみらは。
僕が担当したインドネシアの農家グループは、
みんな余剰金を次年度に繰り越してたぞ。

で、計算しなおすと、2,858円は142円計上忘れで
合わない現金が増え、3,000円となってしまった。
おいおい増えてどうするんだ?という空気感の中、
レンディが突如叫ぶ。
「分かりました!忍者のコスプレ代です!」
12月に耕志の会で伊賀に視察旅行に行った。
その時にインドネシアの子3人が
忍者のコスプレをした。
その代金を当初はそれぞれの負担としていたのだが、
思ったよりも予算が余りそうだったので
コスプレ代は会の会計から出すことにした。
だが、それをレンディは計上したのに
現金を支払っていなかったのだ。
だから3,000円の現金が余分に
残った計算になったのだった。
こうして1時間にわたる
会計の監査は終了した。

個人的にだが
あの伊賀旅行の
忍者の忌まわしい記憶は
ここまでも僕にまとわりつくのか、と
ちょっと腹立たしくもあったが、
とにもかくにも計算が合って良かった。
今週金曜日の総会も
なんとか気分よく迎えられそうだ。



1月16日金曜日のお昼12:45から
Yayasan kuncup Harapan Tani(耕志の会)の
総会を開いた。

活動報告を並べてみると
結構活動回数があったことがわかる。
大学生のゼミの受け入れや
JICA北陸との大学生セミナー、
村の秋祭りのステージといった
大きな活動や
インドネシアのタンジュンサリ農業高校からの
一団の受け入れや食事交流会など
結構忙しい1年だったようだ。

その一方で予算の消化は鈍い。
3年生の卒業研究でもあまりお金を使っておらず
(というか僕が結構個人的に負担してしまったのだけど)
繰越金ばかりが増えている。

そこで2015年度から
新たに報告会を開こうかと企画している。
ちょうど耕志の会のインドネシア農村スタディツアーが
1月23日から行われるため
それの報告会を行う形で
同時に耕志の会の卒業生の報告会も
行おうと考えている。
これまで自分たちの活動にお金をつけるために
こうした会の運営を行ってきたが
これからは外部の人たちと接する機会を
できるだけ多く持つために
会の予算を使っていきたい。

そんな思いを込めて
2015年度の活動予定と予算を組んだ。
そういう機会が増えるといいな。



ずいぶんと遅れたが、
第5号を発行。

ニューズレター第5号


少しずつだが、
スタディーツアーなども
企画中。

いろんな人と研修卒業生の現場で、
一緒に考えて、
一緒に感じられたら、
最高だと思う。

まぁ、まだちょっと先だけどね。

Yayasan kuncup harapan tani 耕志の会 の
ニューズレター第4号の編集がようやく終わりました。

関心のある方、ぜひ下記のリンクからご一読くださいませ。

ニューズレター第4号

上手く読めないという方は、
ご連絡いただければ、
PDFデータでE-mailにて送ります。

サポーターも随時募集しています。
農園での研修をサポートする
『Yayasan kuncup harapan tani耕志の会』の
総会が、1月28日行われた。 

この団体は任意団体で、
研修の座学や研修生たちのフィールドリサーチ支援、
スタディーツアーなどを行っている。
総会では、収支報告と活動報告が行われ、
次の活動計画などが話し合われた。
収支報告といっても、
内部での会費で成り立っているので、
予算はほとんどないが、
それでも、座学は前期後期で
8講座(1講座約15回)を開催し、
あわらの朝倉梨栗園へ2回のフィールドリサーチを行い、
タタン君(3年生)の卒業研究も実りある研究となり、
それなりに充実した年度だった。

今年度も座学の充実を目指すが、
昨年度から佐藤が始めた料理教室は、
週1回から月1回へと変更することを話し合った。
毎日の作業に追われる中で、
夜遅くまで料理教室を行うことの負担と、
外部者と楽しく学べる講座へと変えるために、
月1回、土曜日の日中に行うことにした。
学生や一般の方で参加希望の方々と
野菜と料理を通じて学び合う講座になると素敵だなぁ。
土曜日なら、僕は家族で参加しようかと思っている。

視察予定はまだ立っていないが、
今年は、農園の販売先のレストランなどにも
視察に行けると良いなぁ、と話し合われた。
食べてくれる側を見に行くのはとても勉強になるのだ。
それぞれ近隣県で候補地を探すことにした。

あと、Facebookページの拡充を図りたい。
年末年始に行ったインドネシア視察で、
多くの方にネットワークづくりについて
意見交換をしたのだが、
その一つとして
この団体のFacebookページを活用できないかと
考えている。
更新内容については精査が必要なのだが、
有意義なやり取りが出来るように
無い知恵を絞っていきたい。
そう簡単には増えないだろうけど、
ファンの数を444人まで増やす、と
みんなで決めた。

最後は役員選出。
僕としては、代表は僕固定でなくても良いと思っているのだが、
今期も僕が代表となった。
佐藤君なんかが代表を務める方が、
よっぽどフットワークの軽い団体になるような気がするんだけど。

今期ではないが、
来期か再来期には、インドネシアへのスタディーツアーを
まだまだ漠然とだが、計画している。
研修の卒業生の地域を訪ね歩く旅で、
一緒にインドネシアの、そして日本の
農業と地域発展を考える旅にしたい。
またそのスタディーツアーの次の期には、
インドネシアのタンジュンサリ農業高校で、
研修卒業生や有識者を集めて、
この研修事業と地域発展を話し合うシンポジウムを
この団体で行いたいと思っている。
ちょっと荷が重いかもしれないが、
みんなでなんとか知恵を出し合って
チャレンジしていきたい。

耕志の会のニューズレターを編集&発行。

リンクは以下の通り

https://docs.com/NC7O

2012年度の前期の活動内容が
主に記録の内容。

9月からまた後期の研修が始まる。
また忙しくなりそうだ。
インドネシア農民子弟に対する
農業研修事業をサポートしている
任意団体「Yayasan Kuncup Harapan Tani 耕志の会」の
ニューズレター第2号を編集。

リンクはこちら
ニューズレター 第2号

少しずつ、本当に少しずつだが、
僕らの関係が、インドネシアとここを変えていく。
そんな小さなことの記録の積み重ね。

共感してくれる方、
サポーターとして登録していただけると幸いです。

サポーター会員募集はこちら
サポーター募集のリンク

よろしくです。
P1020278.jpg

すっかり記録するのを忘れていた。
インドネシア行きの前に、
インドネシア農業研修生を支援する会
「Yayasan kuncup harapan tani 耕志の会」
の総会を
1月24日に開いた。

今回で、2回目となる総会。
昨年の活動報告と予算報告、
そして今年の活動計画と予算計画を話し合った。

昨年の総会は、
活動内容や計画を僕が主導して立てたが、
今回は違う。
1年やってきて、みんなそれぞれに「こうしたい!、
という想いも出てきた。
自分の地域発展にしっかりと目を向けて、
それに対して高いモティベーションを持っている証拠だろう。

全員の想いを盛り込んだ予算案は、
夢と同じくらい膨らんでいる。
自己学習に回す資金も増え、
小規模融資の資金も潤沢になった。

この日、うれしい知らせもメンバーからあった。
昨年、帰国したヘンドラ君が、
農業グループを立ち上げて、
現地のケチャップ会社と契約して、
トウガラシの有機栽培に乗り出そうとしているらしい。

新役員も決まり、
満場一致で賛成の拍手。
小さな取り組みに見えるかもしれないが、
僕にはとても大きな一歩に思えた。


耕志の会のニューズレター第1号を編集した。

研修生の素顔や研修で取り組んでいる内容を記録したもの。

興味のある方は
内容は以下のページにて。

ニューズレター第1号
本日、総会を開く。
Yayasan Kuncup Harapan Tani 耕志の会の立ち上げのため。
農園たや農業研修プログラム第一期生である
ヘンドラ君がこの4月で帰国するに当たり、
彼ら研修卒業生のインドネシアでのその後の活動を
支援するために、この団体を立ち上げる。
もちろん、卒業生だけでなく、
ここで行っている研修プログラムの充実も
その目的に入っている。

総会では、会則の承認と
年間の予算案&活動内容の確認を行った。
細かな会則は、また別の機会にでも明記しようと思うが、
今日は、ここに年間の活動計画を記そうと思う。

活動は主に7つ。
①研修座学の運営
今まで、僕が行ってきた座学を会が運営することにした。
何が変わるのかと言えば、特に変化はないのだが、
外部から講師を呼びやすくなるという点。
謝礼を1回3,000円と少ないのだが、
研修生のニーズに合わせて、もう少し外部から講師を呼ぼうと思っている。
また教科書や副読本などの専門書を
購入するための予算も組んである。

②圃場実習の実施
これも今までと変わらない。
個々の研修生の意見が実習にもう少し反映されればとは思っている。

③フィールドトリップ(視察旅行)
会のメンバーで先進地視察をしようというもの。
そのための予算も組んだ。
研修生が、僕の農園だけを見ているのでは
視野が広まらないので、視察旅行を企画しようと思っている。
ゆくゆくは、帰国した卒業生を訪ねるインドネシアツアーも
是非、企画したいと思っている。

④圃場実験の実施
研修3年生が卒業研究のために、テーマを決めて実験をするのだが、
その実施の母体に、この会がなろうというもの。
実験で使用する用具や機材・資材の購入や
専門書購入などのために、予算を組んだ。

⑤卒業生への小規模融資
これがこの会のメインといっても良いだろう。
帰国した卒業生が、何か新しい事業を起こす時に
それなりの資金が必要になってくる。
研修期間中に稼いだお金でやればいいのだが、
そういうお金は大抵みんなからたかられて、
あぶくのようになくなってしまうもの。
一時的に稼いだお金なんて、身につかない。
結局、元の木阿弥になってしまわないよう、
この会で、小規模融資を行おうというもの。
社会や地域に貢献できる起業を支えたい。

⑥ニュースレター
サポーター会員になってくれた方々に
会での活動や帰国した卒業生の状況を定期的に
ニュースレターでお知らせしようというもの。
小規模融資を受けた子がその後どうなっていったかなど
日本語でお伝えできればと思っている。
(つまりは、僕の業務がさらに触れるという事か???)

⑦インフォメーション
⑥と似ているが、こちらはインドネシア語で行う予定。
僕らの会が行っている研修プログラムや内容を
広くインドネシアの方々にインフォメーションしようというもの。
SNSなどを利用して、帰国した卒業生やあちらの専門家などと
ダイレクトに意見交換ができればと思っている。

以上が、活動予定。
今まで、個人で行ってきた農園たや農業研修プログラムを
この会が支援&運営するような形をとるということだ。
「農園たや」は、あくまでも営利を求める生産組織なので
それとは別に、
非営利の研修を運営し、帰国後の卒業生を支援する団体として
この「Yayasan Kuncup Harapan Tani 耕志の会」を立ち上げた。

正会員は、
僕と実際に農園たやで研修を受けているインドネシア人。
月額3,000円の会費を払うことにしている。
それとは別に、サポーター会員という枠も準備。
妻に、顧問としてこのサポーター会員第一号になってもらった。
年会費一口10,000円なり。

会の議決権を有するのは正会員のみで
サポーター会員には無い。
その代り、ニュースレター等で
サポーター会員には、会の活動は報告しようと思っている。

ということで、
サポーター会員、ただ今、大募集中!
日本とインドネシアの地域発展に興味のある方は
ご連絡ください。

P1000567.jpg
団体成立の瞬間



東北関東大震災の凄惨な映像と情報が
連日、ラジオで連呼されている。
そして、被災していない僕にまで
無力感と脱力感がまとわりつき
行動にどこかブレーキがかかっている。

記録しなければいけない「今日の風」は
毎日吹き続けているのに、
キーボードをたたく気力がわかない。

でも停滞するわけにはいかないのだ。
普通の暮らしを続け、その暮らしの中で
被災した方々への援助を長い目で続けていく、
それが大切なんだと思う。
緊急援助や被災者救出といったスーパーマンのような能力はないけど
幸い、僕は自然界の中から
モノを生み出す能力を持つ農民なのだ。
ここに自然がある限り、僕は食料生産を続けよう。
そして、それで少しの余剰がでれば、
それで少しの儲けがあれば、
それを長い目で寄付し続けよう。
だから、僕らは停滞するわけにはいかないのだ。

今回記録しようと思うことは、
インドネシア研修生を支援する会のこと。
来週にでも立ち上げ総会を行いたいと思っており、
簡単でもいいので、会の趣旨と活動内容、予算などを
組んでしまわないといけない。
今日は、研修生たちと会の趣旨について話し合った。

いろんな案が出たが、
会の目的は5つに絞った。
僕ら農民は手を使って農作業をする。
手が命なのだ。
その手は、5本の指に支えられている。
農作業という労働を司る手をシンボルに、
5つの目的にしたというわけ。

①人的資源の向上
②地域発展への寄与
③農民間の連帯
④持続可能な農業の実現
そして5つ目は、
⑤これら4つの活動の普及

とした。
これらは何もインドネシアに対してだけではない。
僕らここに住む者に対してでもある。
耕志の会では、研修事業の講座内容や
外部講師の依頼、先進地視察、資料購入などの
予算や活動を組み立てる予定。
そして、研修を修了して帰国した仲間が
地域を創り上げていく活動をしていくのであれば、
それを支援するマイクロクレジットを
用意しようと話し合ってもいる。

来週までに予算案を考え、
総会を開き、会を発足させる予定。
僕らは停滞しない。


インドネシア研修生と立ち上げようとしている団体。
前回は名前を決めたのだが、
今回は、ロゴマーク。

いろいろと試作をした結果、
このロゴに決定した。

ロゴ 耕志の会

日本名も変更。
「農民の希望のつぼみ」では、どっかの宗教団体みたい、
と、この団体の顧問役である妻の一言で却下。
新たに考えたのが、「耕志の会」。
つぼみという言葉を入れたかったのだが、
もうすこし大きくとらえて、「志」とした。
福井は昔から「越の国(高志の国)」と呼ばれており、
それも、この和名はイメージしている。

ロゴの絵は、つぼみを予定していたのだが、
希望や志がつぼみのままではいけないので、
小さくも凛と咲いている絵にした。

今月中に立ち上げて、
研修第1期生のヘンドラ君の帰国後を支援していく予定。


今、ちょっとしたことを企画している。
それは、ここで研修を受けた子やインドネシアの農民、
そしてそれにかかわり続けようという人たちのネットワーク。
研修1期生のヘンドラ君の帰国に伴って、
どうやって彼ら卒業生をバックアップしていくかが
課題だったのだが、
何か団体を立ち上げて、いろんな人とつながりながら
彼らの活動や行動を応援していこうという方向になってきた。

団体の目的はまだ明文化していないが、
僕の農園での研修の質の向上や
インドネシアでの有機農業の推進、
そして、帰国後の研修卒業生に対する農業投資などである。
しかし、それだけにとどまらず、
はてには、彼らとのフェアートレード&事業提携、
インドネシアと日本の農民の交流&連帯なども
まぁ、夢物語として考えている。

今いる研修生たちと僕、そして妻を含めたメンバーで
とりあえず立ち上げようと準備している。
そこで、まずは名前を決めよう!と先月あたりから
盛り上がっていた。

今日の会合で、研修生はそれぞれ候補となる名前を
考えてきてくれた。
ヘンドラ君は、その性格からか、
とてもスタンダードな名前を考えてきてくれて
直訳すれば
「日イ地域発展の会」や
「日イ自立発展の会」と
ちょっと硬い感じの名前だった。
タタンもイルファンも同じような
どこにでもありそうな名前を考えてきたのだが、
彼らは一つずつ、とてもきれいなインドネシア語の名前を
一つずつ発表してくれた。
タタン君は
「Yayasan Sinar Sari Buana」。
そして、イルファン君は(彼は、この名前をずいぶんと恥ずかしそうに顔を赤らめながら発表してくれたのが印象的だった)、
「Yayasan Kuncup Harapan」。
どちらも、とてもインドネシアチックな名前で、
タタン君のを無理やり訳せば(かなり意訳だが)
「森羅万象すべての自然からの恵み」となり
イルファン君のは
「希望のつぼみ」となる。

これら候補の名前を投票でどれにするかを決めた。
しかし、上記の2つの名前で票が割れ、
なかなか決まらなかった。
そこで、話し合った結果、
イルファン君の考えてきた名前に
農民・農業を表す「Tani」という言葉を最後に着けて、
「Yayasan Kuncup Harapan Tani」(農民の希望のつぼみ)を
僕らの団体名にすることで決まった。

とても良い名前になったと
みんなで話し合っていると、
最後にタタン君が
「『Kuncup Harapan』は僕らがいた農業高校の前にある幼稚園の名前だったのですが、それでも良いのでしょうか?」と
すでに名前が決まってから、言ってきたのだが、
それに対して、ヘンドラ君が
「『Sari Buana Tani』は、バンドゥンにある中華系の農業資材屋の名前と一緒だから、それよりかは良いと思う」と言っていた。
良い名前だなぁ、と思って選んでいたのは僕だけで
どうやらみんなはそういう名前が既にあることを知った中で
選んでいたようである。

うーん、オリジナルの名前ってなかなか浮かばないものなのね。
まぁ、『農民の希望のつぼみ』という名前は
とても気に入っているので、良しとしようか。

この団体は3月中に立ち上げる予定でいる。
細かな規約や役割、活動計画、予算計画を
性急に準備せねば。
あっ、あとパンフレットも、だ。

こういう計画を練るのは、本当に楽しい作業である。



田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ