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良い話ばかりだと
いつもうまくいってるのだと思われるのも
なんだか違うような気がする。
毎日、何かしらの問題があって
その小さな問題がきっかけとなって
外国人実習生特有の深い問題が表面化する。
深い問題は深い問題でアプローチしているが
毎日のちょっとした擦れ違いも
なるべく起きないようにやっていく必要もある。
日本人同士でもそれは同じなんだけど
ハイコンテクスト言語に頼っていることもあり
外国人との付き合いでは、それが通用しないことも多い。
だから躓く。

そんなことの一つが
最近、実習生の歯医者通いにも表れている。
先日フィルマンが
「歯が痛くて2日ほど眠れないです」
と急に言い出した。
寝れないほど痛いのに
なんで二日も我慢したのかも謎、というか
気持ちは分からんでもないのよねぇ。
海外で医者にかかるって本当にストレスだから
出来る限り避けたいという心理は
言葉が出来ないころは特に強い。
ま、それは置いておいて
その歯が痛いと言いだして
仕方ないので仕事を早上がりさせて
3年生のダニを付き添わせて
近くの歯医者に行ってもらった。
ちなみに通常は誰か日本人スタッフか僕かが付き添うのだけど
その日は前々からスタッフ同士の重要なミーティングの予定があり
彼らだけで行ってもらった。

結果虫歯が7本もある状態と分かり
しかも歯医者のコメントではどれもすごく悪く
かなり治療に時間がかかるとのことだった。
フィルマンは結核に続き、今度は歯の治療というわけだ。
それはそれでいいのだけど
次の予約の取り方がまずかった。
歯医者は土曜日もやっているので
てっきり土曜日に次の予約を入れたのだと思っていた。
ダニと世間話しているときにも
それを確認したら
「土曜日に行きます」と言っていたから
そういう予約を取ったんだと思っていた。

でもね、ふたを開けたら
なんと火曜日。
しかも5時の予約。
これを知らせてくれたのは
いつも彼らと一緒にいるスタッフだった。
農園は8時から5時が営業時間。
もちろん、事前に相談があれば
早上がりも可能だし有給休暇もOKだ。
ただ直前は、ルール違反。

そのことをダニに問うと
しどろもどろになりながら
早く上がっていくつもりだったとか
ダメなら5時に仕事を終わってからダッシュして医者に行くとか
話し始める。
これまでの経験で行くと
ぎりぎりまで気まずくて(?)切り出せず、
その日の午後の出発直前になって医者に行くことを伝えてきて
みんなに迷惑をかけるというのが多い。
行く方は悪びれていないことも多く
僕がそのことで指導をすると
裏で反発をして関係が悪くなることも結構ある。
この辺りが
僕らとの感覚の違いというか
報告連絡相談という癖がなかなか身につかないからなのか
わからないが
良く発生する事案でもある。

とりあえずフィルマンの予約は
終業後に行ける時間に取り直ししてもらって
ダメなら所属チーム長に相談の上、
会社に早上がりの申請書を提出することになるだろうね。
それらのフォームも全部揃えてあるんだけどねぇ。

ま、どうでもいい話だと思う方も多いだろうけど
外国人と付き合っていく中で何かの役に立つのなら
こういうこともこれからも記録しようと思う。


先月の1月から
インドネシアの西ジャワ州スメダン県に
ローカルスタッフを雇い配置している。
業務は、技能実習修了生のビジネスプランの調査と
それに向けてのバックアップ事業を展開することと
技能実習に来る子たちのサポート事業が
その柱だ。

この人材の選定に
昨年の10月から進めてきたのだが
なんとか当初の希望通り
農園の実習修了3期生である
タタンと契約を結ぶことができた。

タタンは、実習終了後、
果樹の苗木生産と果樹生産と稲作の複合経営をしていたが、
一念発起して大学に入学。
森林経営について学び、昨年の12月に無事卒業をしている。
卒業してすぐという事もあり
彼自身もまだ定職についていない状態だったのも幸いした。
こちらとしても学士をもっていて
農園で教えている農業を構造から考える視点を持ち合わせていて
しかも経営について学んだ人材ということで
条件も申し分なかった。
さらに彼は人柄が良い。
修了生同士、みんなが友達のように仲がいいわけじゃない。
それぞれ合う合わないがあり
それが共同で何かをやるしょうがにもなっているのだが
タタンはみんなから好かれる人物で
誰とでも上手に付き合える稀有な人間でもある。

その彼を
ローカルスタッフとして配置した。
まさか、実習修了生をローカルスタッフとして
雇う日がくるとは思ってもいなかったが
配置してみるとこれがとても機能的だということに
気が付いた。
農園のスタッフを青年海外協力隊として
福農と交流が深いタンジュンサリ農業高校に
農業講師として派遣しているが
それはその文脈での派遣もあって
それ以上の力(エージェンシー)を発揮するのは
彼女自身の能力というよりも
周りの考え方もあって難しいというのは分かった。
そうなるだろうというのも
ある程度予想があったが
思った以上に学校は忙しいようだ。
それはそれで
今まで知り得なかった学校の情報が
どんどん蓄積されるので
農園としてもプラスとなっているのではあるんだけどね。

ただ彼女が動けないのなら
もう一人配置しようという程度で
タタンとの交渉を始めたのだけど
こっちの目的を彼に伝えると
彼なりにさまざまな活動を始めるようになっている。

その一つが
農園たやへの実習生参加の募集説明会だ。
タンジュンサリ農業高校では
それまで副校長先生が
これは!と思う人材を一本釣りで派遣してくれていた。
それはそれでよかったのだが
多様な人材が地域を作ることから考えると
もっとたくさんの農園で研修を受けたいとおもう
人間の中から選ぶ必要があると常々考えていた。
それをタタンと共有したところ
彼が募集説明会をやってくれることになった。
先日帰国したデデが母校タンジュンサリで
25日に成果発表会を予定していて
その前に、タタンが2020年の農園たやの技能実習生募集の
プレゼンをしてくれるというのである。

それに合わせて
こっちも大急ぎで今いる実習生たちが
2020年の募集要項を作成しているところだ。
募集要項は僕は作らない。
それは手間を省くためじゃない。
自分たちの地域を作っていく人材に必要なスキルや
条件を考えるのは
彼ら実習生だからだ。
当然、僕も意見はするが
たたき台は実習生たちが作る。
というのは余談か。

ローカルスタッフは
直接的な利益を生み出すことはなかなかないだろうが
彼が実習制度の入り口と出口をしっかりさせることで
ただ単に奴隷制度と批判されるこの制度を
国際協力と地域同士を結び付ける制度へと
昇華させるのに欠かせない人材となるだろう。
インターフェイスの断絶や綻びが
生れている場所を
僕らの手の届かない部分で
彼が修正をしてくれるために
彼のエージェンシーを伸ばせるような
ローカルスタッフ配置としていきたい。




関連記事
俳句ってなんだろう。
575の単純な詩形。
季語の5音が入れば
自分で自由になるのは12音程度。
だから
誰でもいつでも簡単に作れる。
だのに
納得いくものは簡単に作れない。

で、納得いくものが作れた時は
まぁ、人の性というか
それが人間というか
他人の評価が欲しくなるもの。
最初は上手じゃないから
そんな評価なんてと
思っているんだけど
慣れって怖いね。

少しいい評価を得ると
その次、その次ってなる。
また俳句にかぎらず
人間が作る社会の構造は
そういう具合に高みに向かって
さまざまな賞や評価を用意してある。

するとね、
ちょっと困ったことが起きる。
それは
傾向と対策を練り出す自分が生まれだすってこと。
この先生はこういう句を取りやすいとか
この結社はこういう志向で句作しているとか
この賞はこういう傾向があるよねとか
そうなってくると俳句って
なんだって思うわけで。
それは俳句に限らず
人が作り出した社会のすべてに
臆面もなく表にどーんと居座っていて
それを登りつめていくゲームに
いつの間にか参加させられている自分に
気がついたりする。
その自分が
清々しく頂上を目指すように
句作していると思えている方なら
たぶん幸せな事だと思う。

P1120212.jpg


テツコは
僕が「いつき組」にいる時の俳号だ。
冗談のような俳号で
最初は冗談のような俳句を作ってた。
結社では作らないような
そんな俳句を気兼ねなく作ってた。
先生の添削もないし
型も気にしないし
いつき組の
自由な空気が楽しい。

でも
そのいつき組でも
いろんな賞があって、
それが切磋琢磨の場となっていて
楽しい。
これも俳句の楽しみなんだろうね。
そういう賞は
組長は「グリコのおまけ」だという。
そんな程度だと。
うん、そう思う。
そう思うようにするけど、
おまけ、どうしても欲しい自分もいたりして
それがなんだかいやだったりもして。
最近、テツコのくせに
天を狙ってやろうとか
そんな欲に染まってきて
今まで詠んだことのない自由な句作ではなく
あれこれと「田谷徹」が身に着けた
技術やら何やらを持ち出して
575を加工し出した。
なにやらテツコの末期症状のような
そんな感じだった。

それが
坂井市の句会ライブで
少し和らいだ。
句会ライブとは組長たちが
イベントとして句会を大人数で楽しむために
考え出した形式。
良くできた流れと話術で
俳句を作ったこともない素人が
その場でホイホイと一句詠んだりしてしまう。
それどころか佳句がポコポコ出てくるから
もうびっくり。

初めての句会ラブだったが
この句会ライブの一番の味噌は
特選として選ばれた7句の鑑賞だろう。
これがたまらなく楽しい。
17音しかないからいろんな読みが出来るのが俳句。
しかも俳句にあまり慣れ親しんでいない人は
鑑賞のお作法というか
その形式もほとんどないので
というか鑑賞の定形文みたいなものを知らないので
それぞれが自由の俳句を鑑賞して楽しむ。
それがとても良い!

今井聖さんが以前NHK俳句で
「あなたにとって俳句とはなんですか?共感ですか?」と
問いを発した時に
たぶん、それはその共感を否定されたのだと思う。
そういう句作もあるんだろう。
田谷徹はそれをこれからもやるんだろうと思う。
自分にしか詠めないというか
自分の手の中にあるこの農の営みという実感を
言葉に落とし込みたいという欲求。
それがこのブログのスタートでもあった。
人にはそういう欲があるんだから
しょうがない。
あっ、でもその欲は結局は
この実感の共有という共感なんだろうけどね。

ただ、そのライブ感というか
句を通して感じる
文脈を楽しむ、この日本語独特の感性を
もっとポップに思い出しても良いと思った。

テツコはもう少しテツコらしく
俳句を作りたいと思った句会ライブだった。




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19日にAOSSA研修607室で
デデ君の卒業成果発表会を開いた。
80名が入れる部屋を用意したのだが
90名以上の方にお越しいただき
立ち見が出て
臨時に椅子を入れて対処するくらい
反響があった。

実はこれまでも
技能実習生の成果報告会は行われてきた。
最近は停滞している若手農家勉強会のアンビシ勉強会で
1月は農園の技能実習生が毎回
発表をしていた。
今回は技能実習生の議論が
世間を騒がせるようになったこともあるが
前々回くらいから
そろそろ一般向けに発表会をできないかと
考えていて
そのタイミングが社会の関心と
上手くはまったというだけだった。

一般に発表するのであれば
農園の実習プログラムについて
少しプレゼンする必要があった。
なので、この会は2部構成で
1部は僕が実習の経緯とプログラム内容を話し
2部でデデ君が成果発表をするという構成にした。
さらに1部で説明した実習交流の延長として
インドネシアのタンジュンサリ農業高校へ
青年海外協力隊として派遣中の
農園のスタッフ立崎をインターネットでつないで
彼女から活動の中間報告もしてもらった。

技能実習制度が
どうして青年海外協力隊まで繋がるのか、という
疑問をこのエントリーからこのブログを読んだ方は
不思議に思うだろう。

これまでの受け入れや今の活動へ至る経緯を
簡単に説明しよう。

もともと青年海外協力隊でインドネシアに
行っていた僕は、
その経験を見込まれ、福井農林高校とタンジュンサリ農業高校の
交流促進として通訳兼アドバイザーとして関わっていた。
相互訪問を何年か行っているうちに
タンジュンサリ農業高校から
もっと長期で日本の農業が学べないか、と申し入れがあり
丁度大学院を終えた僕は
家業の農業を分社化して受け継ぎつつ
技能実習制度を利用して
インドネシアの農民子弟を受け入れ始めた。
それから7年後に採用したスタッフ立崎が
インドネシアで働きたい、と言い出し
いつかはタンジュンサリ農業高校に
人材を派遣してやろうという僕の野望と合致したので
彼女を青年海外協力隊として
同地に派遣できるようにした。
実習卒業生も比較的に近い地域同士から受け入れているため
帰国後彼らがグループを作り勉強会を始めたのも
立崎が入社する前後だった。
そのグループで農業開発の案件を作り
JICA基金にアプライしたところ、2016年と2018年の
採択事業となり
現在、それらのグループで持続可能な小規模コーヒー栽培の
普及を行っている。
さらに今年1月よりそれらのグループを指導し
さらにはコーヒーのフェアトレードまでを視野に入れて
3期修了生のタタンをローカルスタッフとして雇用契約をした。
といった流れだ。

さて、
デデの発表だが、
まずこの発表が研究としての精度も高く
また彼自身の勉強にもなったのは
スタッフの佐藤と坂本の指導のおかげであることを
ここに明記したい。
彼らの献身的な努力によって
まったく研究ということに不慣れなデデが
そこまで研究を勧められたのは、両氏のおかげである。
素晴らしいスタッフに恵まれたことを感謝したい。

P1190250.jpg


デデの地域は1200mを超える高地に位置している。
その高地を利用して
熱帯では作れない作物を作り優位販売している一大園芸地帯である。
そこで盛んにつくられているのはお茶だが
園芸作物として伝統種のトウガラシの栽培も盛んだ。
そのトウガラシは伝統種であるため
一般のトウガラシとは違い、
これまできちんとした栽培のガイドラインが無かった。

伝統種にありがちな、
年によって収量が大きく左右されるようで
価格も乱高下しがちだという。
そのトウガラシで多収栽培法を見つけることができれば
成功への一歩となる。
事実、地域で成功している農家は皆、
このトウガラシ栽培が上手で
それぞれのやり方で多収だという。

そこでまずデデは
地域のリーダー的存在の農家のインタビューから始めた。
どういう栽培法を用いているのかを調べるためだった。
その農家は、ポイントは二つだと言った。
ひとつは防除法、もうひとつは施肥方法だという。
施肥方法は教えてくれたが
防除は秘密だという。まぁ、しかたないか。
そこで施肥方法を実験の主題として行った。

同種のトウガラシは日本では栽培に向かないため
良く似たシシトウを実験の品目として利用した。
施肥のタイミングを変える実験で
行政が一応ガイドラインとして出している施肥方法と
篤農家の施肥方法を使っての研究だった。

それらの違いは
追肥を化成肥料だけにするのか
鶏糞を利用するのかの違いである。
篤農は追肥で鶏糞を使っているという。
農学を修めた者なら、基肥での鶏糞の有効性を
否定する者はいないだろうけど
果菜類の追肥で鶏糞となると
うーん、とうなってしまうところが正直なところだろうか。
オーガニック神話も根強いインドネシアでは
こうしたセオリーから大きく離れた農法も
また存在しているというのは事実。
これに対抗するのは思想ではなく
実質にどれくらい収量が上がるかを証明する
科学的な手続きを知るのが一番だ。

デデはそういう意味では
とても根気よく調べてくれた。
トウガラシの収量をきちんと調べ
また記録も詳細だった。
ただね、彼に注文を付けるとすれば
収量は数量と共に重さも量らないとね。
大ぶりで少数なのと小さくてもたくさん取れるのとでは
まったく意味合いが違うからね。
あとインドネシアでは、ブローカーに販売するときは
重量なんだから、重さをもっと重要視しようね。

さて
オーガニック神話の強いインドネシアだが
デデもやはりオーガニックを無批判的に信じていた。
こう書いてはいるが
僕はオーガニックを敵視しているわけでもないし
否定もしない。
市場とその土地の条件と社会性の中で
農家は自由に、そして自ら考えて進む力が必要だ。
それがオーガニックになる文脈があることも
僕は否定しない。
ただそれの価値観を押しつけてくるのは
オーガニックがこれまで経験してきた
差別され非難されてきた歴史を
繰り返すことになる。
オーガニックが対抗して慣行農法を
批判することが双方向にあったことを
負として僕らは繰り返さないことが大事だと思う。
その上で、トンデモな情報は排除する賢さと
嗜好の自由を共有したい。
ま、オーガニックと言って草むらにして虫ばかり出す農家も
困ったものだとは思うけど。
あ、それは以前の僕か。

さて
結果から言えば
化成肥料の追肥が断トツで良かった。
デデもこの実験を行いながら
化成肥料と有機肥料の違いとその効果を
書物等を通じて学ぶ機会も得た。
土が荒れるのは化成肥料じゃなく
耕起して表土が無くなるからであって
有機かどうかはあまり関係がないってことも学んだ。
市場が評価するのなら
有機もありだろうけど、大量に有機肥料を投入できないのであれば
どう表土を守り抜くかは
これから彼が地元で考えるだろう。

なんにせよ
彼は科学的に検証するという技を一つ覚えることができた。
これで神話に騙されず
自分の力で判断できる農家に
また一歩近づいた。

研究成果に特化した発表だったので
農学に詳しくない方にはどう映っただろうか?
あれこれと将来を考えて
日本であくせく働いているのが
技能実習生なんだ。
お金も大事だけど
彼ら彼女らの若者はその将来を
不安に思いつつも
何かここで掴み、
自分の運命を変えたいと思って
日本にやってくる普通の若者たちなんだ。
というのが
少しでも一般の方に伝わったのなら
公開した価値はあったと思う。
僕らはもっともっと
発信力をつけないといけない。
まっとうな関係を築く議論を始めるために。



関連記事
今月は、特記すべきことが無かったのではなく
特記すべきことが多すぎて
またそれらの準備と処理に追われて
まったく記録ができなかった。

少しずつ思い出しながら記録するか。
先ずは12日の愛媛松山市への出張を記録しよう。

農園では、
2020年4月より新卒もしくは中途で1名を
新採用する予定でいる。
詳しくは、農園たやのホームページのリクルート欄を
参照していただきたい。
業務拡大に向けて、というと若干違う。
結果的には業務拡大をしてくのだろうけど。
2020年に採用する人材の一番の目的は
加速するインドネシアと農園の関係を
さらに強化するためである。
入社2年後には、青年海外協力隊として
インドネシア・タンジュンサリ農業高校へ派遣も
予定されている。

さて、
愛媛大学では1年生から院生まで
十数名の学生が
農園の事業紹介のプレゼンに参加してくれた。
土曜日の午後という、
すこし気怠い時間帯ではあったが
思った以上の人数が参加してくれたことに
この会を世話していただいた先生に感謝したい。

P1120204.jpg


事業紹介は
それはそのまま僕の生き様である。
協力隊参加から大学院留学までの
迷いの中と留学中に吹っ切れたこと、
そして営農をしつつインドネシア農民子弟を育てる
という個人的な情熱を
そのまま業務と一体にして進んできた
これまでを説明した。

個人的にはもちろん
この中から2020年の新採用の応募候補が
居たらいいなぁ~とは思っていたが
それ以上に大学生に向けて
仕事はやりたいことをやったって仕事になるという事を
伝えたかった。

学生は自由だが
自由という言葉は、裏を返せば
何もないということで。
それは時としてかなり痛みのある言葉になる。
何にでもなれる、というのは幻想で
社会に出るという現実が目の前に迫ってくる中で
必死に描く空想が自分を蝕んだりもする。
僕もそんな大学生だった。

解は無いけど、
もちろんやってくるまでの道のりは不安でしかないし
いまもその不安はさらに大きくなっているのだけど
でもね、こういう生き方もあるって
伝えたかった。
それで楽になることはないだろうけどさ。

僕らのことを面白いと思ってくれる人がいたら
ぜひ一緒に仕事をしたい。
農業を通じて国際協力をする。
それが僕らの会社の存在意義でもあると思っている。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

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