法人化へ向けて
動き出す。
これまでちょっとねじまがった
経営体で
本領を100%発揮できずにいた。
父と自分の経営体を分けて
2006年に
実は2度目の就農をしたわけだが
一度目の失敗を教訓に、
また、技能実習制度を利用した
まさにその中身を埋めるプログラムを
誰に頼まれたわけでもない
そのプログラムを進めるために
経営を分けて出発した。
よく父もあんな無謀で
また失礼な条件を飲んでくれたと思う。
いくら感謝してもしきれないことも
ここに記しておこう。

で、その時は
その目的に沿った
たとえ力が分散されるとしても
スタートを切ることが大事だったから
経営を分けて進んだ。
だが、やはりねじれはどこかで解消すべきだ。
社員も増え、研修事業でも成果を出しつつあり
さらにいろんな意味で責任と
更なる発展を求められているようになり
ここら辺で父と僕とで新しい会社を
作ることにした。
かなりお金もかかる作業だし
本当にこれで良いのかとの疑問はあるが
ねじれが成長を妨げるような
そんなことを感じるようになった今だからこそ
次のステージに向かって進みたい。



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インドネシア技能実習生への
座学の記録。
今年の前期の座学は、
例年通り農業構造論と農村発展論を
中心に行った。
とくに農業構造論は
実習生にはかなり理解困難な授業で
毎年前期に行うが
3年生でもなかなかその内容を
理解するに至らない。
もっと簡単に伝えられればいいのだけど
どうしても簡素化できず、
みんなの頭を悩ます科目となっている。
では、なにが難しいのか?

簡単に言えば
農業と言う表象を
その成り立っている歴史や社会や自然環境や
テクノロジーや政策やトレンドや金融システムや
グローバリゼーションなどの構造から
より明確に掴み取ろうという科目。

農業における社会変容の在り方を
その構造から読み解くことで
その先の未来を予想しようというのが
この科目の目指すところだ。
というのも、
よくいう「考える農民」を目指すとき
その考える内容はいったいなんなのかの
議論は結構おざなりで
道筋もセオリーもない。
権威付けるわけじゃないし
何か一つのアイディアに固定するわけじゃないが
何か主となる考え方のひな型があれば
そこから派生する自己流(批判や肯定も含めて)が
たぶん考えるそれぞれの農民だと
僕は思う。

で、今回の最終試験。
現状の農業を形作る構造として何があるのかは
ひな形通りにみんな考察できるようになるが
それが農村の発展計画や未来予想図に
致命的につながらないという
いわゆる応用がきかない状況。
実は、これまで11人実習生を受け入れているが
ほぼみんなこの「応用」が出来ない。
そういう意味では、もはやこの科目は失敗と言うしかない。
うーん、なぜだ。
ちなみにこの科目は
僕がボゴール農科大学に留学中に
その大学院で教わった
農村開発論と社会変容論とを独自に組み合わせて
作ったオリジナル科目。
この視点で僕は
未来を予想し、そして今の経営の根本に
この考え方を採用している。
自分では上手くいくのは
それは僕の志向に沿った考え方だからかもしえない。

1年生のダニは、
農業資材屋が地域に無いことを問題にし、
自分がそのビジネスをするという
これまで月間レポートに書かれていたことを
発表したのだが
なぜ農業資材屋が地域にないのかを
結局構造的に読み解けず、
彼の農業構造分析はそれと乖離して
地域の人口や自然環境などを延々と
説明していた。もちろん評価は不可。

デデもイマンも少しはマシだったが
結局同じところにはまっていた。
地域の問題を
それらしく洗い出せるが
それがどうして存在しているのかを
構造的には見えてこない。
当然、その情報を得ることが難しいのは
僕も知っているが、
その構造として見えてこない部分こそ
まさに問題の中心点の場合もあり
その存在を知ることだけでも
大きな成果になる。

ま、今年もあまり出来は良くなかったなぁ。
教え方が悪いのかなぁ。


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白山市の加賀の千代女俳句全国大会に参加。
事前投句した句は
選にかすりもせずであったが
お目当ては夏井いつきさんの講演。
一句一遊で天をもらったばっかりだし
上手くいけば一言ご挨拶ができるかもと期待しつつも
でも有名人だから
そもそも壇上の組長を拝見するだけでもいいや
と思い参加。

吟行は白山比め神社。
境内に着くと
なんと!夏井いつき組長が目の前に。
組長!と呼びかけ、ラジオで投句している俳号を伝えると
一発で分かってくださりました。
で、さっそく写真撮影。
ちなみに
右側の子は句会仲間で農園スタッフの立崎。
IMG_0030.jpg

講演会では俳句100年計画の演題で
100年先も俳句を残していくには
というお話だった。
俳句愛好家は高齢者が多いが
その現状をなんとか打破するべく
俳句甲子園を企画し
若者に俳句の魅力を伝える
俳句の種まき運動に強く共感をした。
「逆風の中でこそ旗は美しい」と言う言葉が
心にのこった。

なぜ100年かと言うのは
分化と教育を育てるには100年かかるから、だそうだ。
余談だが
アグリカルチャーも文化なので
これも100年かけて育てていくものなのだろうかと
講演を聞いて考えたり。
突拍子もの無いと思われていたことが
どんどん実現していく
まさに旗を立てるその姿に
強く感動した。
僕も組長と一緒に俳句の種まきをしたい。
そう強く思う日だった。

ちなみに
吟行句も全敗。
俳句の種まきもしつつ
自分のクオリティーも
まだまだ上げなければなぁ。


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IMG_0365.jpg

これも記録しておこうか。
9月17日の敦賀の全国俳句大会に
雪解主催の古賀先生が
特別審査員としてご参加いただき、
その夜、福井市で大阪や東京の方々も含めて
雪解の懇親会があった。

順化でお世話になっている加畑先生と
村田さんからの強い勧めで
僕は
この懇親会に参加することになった。
まだまだ俳句のぺーぺーで
大阪や東京だけでなく
県内の素晴らしい俳人の方々に
囲まれてのパーティーには
かなり緊張した。
しかも、なぜだか
加畑先生から参加されている皆さんへ
僕の紹介もあり
僕も金屏風前で自己紹介とあいさつをさせられた。
なんとも恐縮至極。

古賀先生曰く
雪解で全国を見渡しても
僕が一番若いのだとか。
もういい年なんだけど、僕くらいの年代で
自ら俳句の世界に飛び込んでくるのは珍しいとのことで、
いろんな意味で期待を受けた。

ある意味
雪解の全国デビューらしいので
もっともっと精進をして
特別にご紹介いただいたことに
恥じないほどの俳句、
そしていつかは巻頭がとれるように頑張ろう。

追記:パーティーではカラオケとダンスが。
カラオケもっと鍛えておかないとな。
あと社交ダンスも覚えなきゃ。
なかなかハイソな遊びであるね。


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09 30
2017

こんな日がいつかくるといいな、と思ってた。
それは俳句の話。

テレビで有名な夏井いつきという俳人がいる。
僕は、あまりテレビを見ないから
プレバトの存在は知っていたけど
あんまりその俳人のことは知らなかった。
NHK俳句の選者を昨年から務め、
それで僕の知るところとなったのだが
この方、かなり面白い。
喋り口調もそうだが、それ以上に
情熱のある語りと俳人らしいフレーズの切り方
その辺りに強く惹かれ
いつの間にやら、夏井いつきが主宰している雑誌や
出演しているラジオや
ネット句会まで参加するようになっていた。
俳句集団いつき組を主宰しているので
彼女の事をみな「組長!」と呼ぶ。

組長が出演している一句一遊というラジオ番組、
最近組長人気で投句数がやたらと増えているらしく
僕もどうやらその一因なのだが、
昨年の10月から欠かさず毎回投句している。
月から金曜日の放送で
日を追うごとに秀句になるというシステム(木曜日はお便り)。
金曜日がいわゆる入選句で、
その中で一つ特選として天が選ばれる。
ひとつの兼題に対し
何千という(たぶんだけど)俳句が投句され、
その中から1つだけ
栄誉ある天を受けることができるのである。
金曜日の入選は10句だけなので
金曜日に残るだけでもすごいことなのだ。
実際この1年で僕は2回だけ金曜日に残ったが
あとはほぼほぼ水曜日。
というか没の方が多いという状況だった。

それが
「宗太鰹」の兼題の週で
なんと、僕の句が天に入ったのである!
以下、組長のコメント。
文面は聞き書き隊の方々のものを転用。
聞き書き隊の皆さまいつもありがとうございます。

「今日はこの人に譲ってやってください。福井から参加しております。ラジコプレミアムでずっと聞いております、テツコの一句です。

『天』  二番競りの目当ての宗太鰹かな  福井・テツコ

これ「二番競り」ってのがどういう意味かっていうとですね、近海で獲れた地場の魚を二番めに競るわけですね。その二番めの競りってときにたまに宗太鰹が揚ってたりして、あっこれ刺身で食べれる、もうやったー・・みたいな感じになるわけですよね。宗太鰹ほかの魚でもいいんじゃないかみたいな句もたくさんあったんですが、これ「二番競り」を目当てに宗太鰹を目当てに魚市場に足を運ぶというそこのところに、テツコの工夫があったんじゃないかなとそこんところを褒めたいと思います。」

1年で夢のような天。
あああ、俳句とはどうしてこんなに面白いのだろう。




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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

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